私は26歳の時アメリカに渡り、初めての海外留学を経験しました。
今でも何故行ったのか聞かれることは多々あり、人に伝える用の綺麗な理由もあるものの、正直に言えば「人生にくすぶっていたから」です。
特に何が不満だったという訳でなく、当時は自分でも上手く言語化できていなかったのですが、何となくくすぶっていたというのが一番の理由です。
私のように人生くすぶって海外行く方に対しては冷たいご意見も多々あるかと思いますが、私は結果として成功したと思っているので肯定派です。
今回はそんなあの頃の私のように、何となくモヤモヤしている人生くすぶり系の貴方に向けて「アメリカに行ってみれば?」というすすめをします。
- 日本で毎日生きていくことに息苦しく感じている
- 自分の人生に不安を感じ、モヤモヤしている
- 何か変えたいがどうすればいいかわからない
人生くすぶっている?「アメリカに行ってみると色々どうでも良くなるよ」
冒頭で述べたように、私は26歳で初めての海外留学でアメリカ生活を経験しました。
その時は色々な理由が混ざり、人に「なんで海外に行ったのか?」と聞かれれば、本心はその時自分でもわかりませんでした。
が、今になり冷静に考えると、まあ「人生くすぶっていたからやな」という何ともシンプルな結論に達しています。
結局は、人間関係やら自分の人生やらにかなりのどん詰まりを感じつつ行ったアメリカだったのでした。
しかし、そんな中途半端な心持ちで行ったアメリカでは、その時の悩みは人生において大した問題ではなかったと思えるほど思考が変わりました。
それまで日本を出た経験すらほぼなく、26年間日本人に囲まれて大人まで成長してしまったため、自分が経験した衝撃は大きかったです。
以下はアメリカ留学を通じて私の中に起こった変化の一例ですが、その後の人生に影響を与え続けています。
- 人からどう思われるか全く気にしなくなった
- 自分の考えを伝えて相手を理解をするようになった
- 生きるために必死の人たちの姿を見て自分の人生への態度を反省した
結論を言うと、貴方が人生くすぶっている理由なんて大したものではないです。
日本の外に出てみると、それまでの悩みなんて本当にどうでも良くなります。
人からどう思われるか全く気にしなくなった
自分が気にするほど他人は自分に対して大きな関心はありません。
この事実は正直日本でも同じですが、人が好きなことを好きなようにやっている姿が一般的なアメリカでは自分のリミットが外れました。
向こうではDifferentという言葉は人に対してポジティブな意味に使われます。
自分がやっていることは人から離れているほどユニークだというプラスな印象を与えられます。
一方、みんなと一緒と一括りにされることはマイナスにしかなりません。
自分の考えを伝えて相手を理解をするようになった
私が日本で良く使っていた「人の意見を尊重」という言葉はとても大げさな、もはや考えないための言い訳だということに気がつきます。
アメリカでは自分の考えをぶつけて相手との違いを理解し、そこからお互いに歩み寄っていくというのが基本的なスタンスです。
「とにかく自分の考えていることはキチンと相手に伝える」
この姿勢・考え方を持つことで自分がそれまでモヤモヤしていた人間関係に関する悩みはほとんど解決された。
生きるために必死の人たちの姿を見て自分の人生への態度を反省した
日本での生活がどれだけ恵まれているかは、日本の外に出ないとわかりません。
私がアメリカで見た以下の光景は、自分がどれだけ甘えた環境にいたかということを考えさせられるものでした。
- 街中に若者のホームレスが溢れ、生きるために物乞いをしている
- 生活費を稼ぐために毎日働き、通信の学校で学ぶ喜びを噛み締めている子供達がいる
- 自国に職がないので途上国の留学生は必死にアメリカに残る方法を探している
率直に言うと、日本でくすぶれること自体相当ラッキーです。
一方、単なるラッキーで何の不自由もない環境に生まれたからには、何か社会に対して還元しなければいけないと強く思うようになりました。
人生くすぶっているけど挑戦は怖い?「死ぬ気で頑張れば何とかなるよ」
私は26歳の時にアメリカに行きましたが、行く前も行ってからも色々な人に色々なことを言われ、批判をされ、励まされていました。
その時の自分はある種ハイな状態で、メンタリティとしては、
- 挑戦しなかったことを後で後悔したくない
- 失敗してもゼロからまたスタートすれば良い
くらいの開き直りようでした。
自分が120%の力で行動を起こしていれば、今想像もつかないようチャンスは必ず手繰り寄せられます。
もし万が一思ったようなリターンが得られなかったとしても、その環境で本気で努力を続けていれば「経験」が残っています。
そこから新たな価値はいくらでも生み出せます。
例えば以下のような私のその後の人生は、何かしらのアメリカでの経験がきっかけとなりできていることです。
- 外資系企業→Web大手でのキャリア
- ウェイトトレーニングを継続し、Big3で500kg到達
- 個人でのビジネス・メディア運営(自分の経験を発信)
本気で生きさえすれば必ずそこに「何か」は残っています。
最初の一歩を踏み出したあとは、そのまま120%の勢いを保って生きるだけです。
私は留学時の死ぬほど打ち込んだ経験のおかげで、「あの留学がない今の人生を考えられない」と思うくらい現在を充実させています。
まとめ
26歳からのアメリカ留学を境に、それまでの人生でくすぶっていた私の思考は大きく変わったと思っています。
この先気持ちを持って行動さえすれば何でもできるという絶対の自信を得ました。
その変化をもたらすのはちょっとした考え方の転換で、その後の人生死ぬまで影響を与えるものが手に入ります。
もちろん現状の安定を離れるのが怖いのはわかります。
しかし、何かを変えたくて海外に行くという手段を取ることは、体験した本人としては心の底からおすすめできます。
「人生くすぶっている」→「アメリカに行ってみる」は安易に聞こえるかもしれませんが、私は完全にアリだと信じています。