カンホンです。
自分はこれまでの約2年間、とあるアプリサービスのマーケティング業務に従事していました。
「マーケティング」と一言にいうもののその範囲は広く、新規サービス/機能の企画からUIUXの改善まで、広告周り以外にもあらゆることをやっていました。
「グロースハック」「グロースマーケティング」という言葉が最近耳にすることも多いと思いますが、まさにそれです。
最近自分のやっていることをようやく知りました。泣
今回はそんな自分が「グロースハック」の知識を体系立てるために使って役立った書籍、Udemyのコースを紹介します。
- グロースハックに興味がある
- グロースハックの作法を知りたい
- サービス/プロダクトの開発に関わっている
目次
グロースハックとは
グロースハックの定義について、後ほど紹介する『いちばんやさしいグロースハックの教本』から拝借したものは以下の通りです。
グロースハックは製品開発とマーケティングを統合した概念です。.....グロースハッカーがメインとする仕事は、成長の仕組みを設計し最終的に製品に組み込むことと、その成果をデータをもとに判断することです。
「マーケティング」というと真っ先に思い浮かぶのは広告です。
例えば、お金を使ったWeb広告等で新規ユーザーを獲得するのは従来のマーケティング施策になります。
一方、最近のWebサービス等で見られる、リファラルクーポンによって新規ユーザーを獲得するような方法は、製品に組み込まれた仕組みの運用です。
このような成長の仕組みを設計し、製品に組み込み、データをもとに改善していくことがグロースハックと呼ばれる手法になります。
おすすめの本:『いちばんやさしいグロースハックの教本』
恥ずかしながら、自分はこの本を読むまで、自分が実はグロースハックをしていることを理解していませんでした...。
「これマーケティングの仕事じゃねえな」と思いながらやっていたことが多々あり、この本でようやく体系立てて自分の仕事を理解できた感じです。
本書の特徴としては、グロースハックにとって最適なフレームワーク「ARRRA」を提唱し、順にやるべきことを解説している点です。
一般的なWebサービスの成長戦略には「AARRR」があり、ユーザーの獲得(Acquisition)から始まります。
- Acquisition:ユーザーを獲得
- Activation:ユーザーにサービスの価値を感じさせる
- Retention:繰り返しサービスを使ってもらう
- Referral:友人の紹介
- Revenue:課金
一方、本書が提唱するグロースハックの「ARRRA」モデルではスモールスタート後にまずユーザーのアクティベーションがなされます。
その後、製品の改善を繰り返し、最後のステップとして広告費をかけ効率良くユーザー獲得をしていく流れが大きく異なります。
- Activation:ユーザーにサービスの価値を感じさせる
- Retention:繰り返しサービスを使ってもらう
- Referral:友人の紹介
- Revenue:課金
- Acquisition:ユーザーを獲得
本書ではFacebook, Evernote, Uber, Airbnb等の実例がこの「ARRRA」モデルに沿って解説がなされており、非常に理解がしやすいです。
グロースハックの全体像、体系的な知識を得たい方はまずはこちらの本から始めてみてください。
おすすめのUdemyコース:「実務直結!Excelデータを駆使してビジネスを成長させる!実践的な分析手法【初級~中級編】」
>実務直結!Excelデータを駆使してビジネスを成長させる!実践的な分析手法【初級~中級編】
こちらのコースでは、Dropbox、Canva等グローバル企業で活躍する講師がグロースハックとして実際に行う一連の流れを伝授してくれます。
内容としては、分析から施策のPDCAまで、コース内で提供されるExcelを使って擬似体験することができる実践的なものです。
率直な感想としては、グロースハックの初心者向け体験として非常に良いコースだと思いました。
そこまで高度なことはやっていないので、上述した本などで一通りの知識を入れた後、気軽に手を動かしてみるための練習材料としておすすめできます。
細かいExcelの技術・見せ方も含め、実際に仕事に活用できる部分も多かったので、既に実務を行っている人の知識の復習としても使えるかと思います。
自分が業務で感じていたことを改めて本講座を見ていて思ったのですが、響きのカッコ良さとは裏腹にグロースハックの仕事は非常に泥臭いです。
仮説を立てて、微妙な文言やクリエイティブの違いをテストし、成功・失敗を積み上げて0.x%の改善を積み上げていきます。
それが本コースから感じられたこともあり、実務のイメージがしやすい/実務に直結する良い内容だと思いました。
まとめ
今回はグロースハック理解におすすめの本、Udemyコースの紹介でした。
グロースハックに必要な知識・スキルはかなり幅広いです。
UIUXに加え、システム開発、プロジェクトマネジメント、マーケティングと広範囲にカバーし、必然的に関わる人も多くなります。
上記のような大変さもある一方、プロダクトやサービスの成長全体に関わることができ、その面白みは途轍もないです。
グロースハックに興味を持っている方、今後キャリアをその方面にシフトしていきたい方は是非今回紹介した本やコースから始めてみてください。
>実務直結!Excelデータを駆使してビジネスを成長させる!実践的な分析手法【初級~中級編】