【Amazon Go】アメリカはシアトルで未来のコンビニを体験した!

2018年12月のシアトル旅行の大きな目的はホストファミリー・友達に会うこととジムでトレーニングをしまくることであった自分です。

が、唯一観光したいと思っていた場所があり、それがAmazon Goでした。

私がシアトルにいた2017年にはまだ一般にオープンされていなかったので、「戻って来たら必ず!」と思っていました。

今回ついにAmazon Goへの潜入を実現することができたのでその内部をレポートします。

こんな人向けの記事
  • Amazon Goがどんな様子か知りたい
  • アメリカ・シアトルへの旅行を検討している
  • 新しい技術・サービスが好き

 

Amazon Goとは?利用の流れを解説

シアトルにはAmazon Goが2018年11月現在3店舗あり、私が行ったのはダウンタウンの図書館の裏にある店舗でした。

そもそものAmazon Goとはなんぞやという話ですが、一言で言えば「レジのない無人のコンビニ」です。

利用の仕方としては、店内に入って棚から好きな物をとって出ていくだけです。

Amazon Goアプリの中で自分がとったものを自動で記録・決済まで行えるという衝撃の体験ができます。

Amazon Goのアプリ内に利用手順の詳細な説明があったので、以下それに沿ってAmazon Go利用の流れを記載します。

①Amazon Goアプリダウンロード

まずAmazon Goのアプリをダウンロードして、USのAmazonアカウントとの連携、クレジットカード情報等を登録します。

②アプリを持って店内に入る

アプリを開くと専用のバーコードが現れます。

Amazon Goの店舗入り口にバーコードリーダーがあるので、アプリに表示されたバーコードをかざして店内に入ります。

一つのアプリで友達や家族も一緒に店内に入ることができます。

③棚から好きな商品をとる

棚から商品をとると、仮想の買い物かごに自動的に商品が追加されます。

棚に商品を戻すと、買い物かごからその商品は無くなります。

一緒に店内に入った友達や家族が棚からとった商品は自分と同じ買い物かごに入ります。

一緒に店内に入っていない他の客に直接商品を渡すことはできません(一度棚に戻す必要があります)。

④店内から出て買い物終了

店内に無料・有料の袋があるので必要に応じて利用します。

商品と共に店内から出ることで買い物が完了します。

⑤アプリでレシート確認

アプリ内に発行されるレシートで購入した商品を確認することができます。

 

噂に聞いていたAmazon Go店内の様子

以下私が実際に店内に入って撮影した写真をアップします。

入り口

こちらがAmazon Goの店内入り口で、アプリに表示されるバーコードをかざして中に入ります。

アプリを使うのはなんとこの一回だけで、その後店内から出るまでケータイに触れる必要はなくポケットにしまっていてOKでした。

棚の商品(食べ物)

店内には食べ物や飲み物などたくさんの商品が並んでおり、コンビニという表現がよく使われますが、自分的にはアメリカの小さなスーパーのような印象を受けました。

Amazon Goのロゴの入ったオリジナル商品もありました。

棚の商品(飲み物)

朝ご飯を普通に食べてお腹は減っていなかったのですが、この時は実験だったのでとりあえず適当に飲み物とサンドイッチを棚から取りました。

店内にいたスタッフ

店内にはオレンジのジャケットを来たスタッフが何人かいて、店の利用方法で質問があれば彼らに聞くことができます。

自分は商品を棚からとって本当にそのまま出て大丈夫か念のため聞きました。笑

出口

こちらの出口を通り抜けると買い物が完了で、アプリ内で商品の請求がされます。

ゲートの外には小さなイートインのコーナーもあり、買ってそのままそこで食事をしている人も何人かいました。

戦利品

上の写真が自分が棚からとった商品で、その後アプリで確認したところしっかりとレシートに記録されていました。

 

Amazon Goを体験した感想まとめ

今回Amazon Goを実際に利用して、アプリの利用から商品の購入・決済までのシームレスな体験は本当に革命的だと感じました。

テクノロジーにより今ある仕事の多くがカバーされる近い将来を目の当たりにしました。

一方で、それはコンビニに対して人がスピードや利便性以外の要素を求めていないからでもあります。

結局は「無くなる接客」と「無くならない接客」があり、技術が進歩すればするほど機械が代替できないサービスの価値は高まるのだと思いました。

少し話は逸れますが、私は10年以上前にスターバックスでアルバイトをした時に、

単にコーヒーを売ることが仕事ではない

お客様との会話を楽しむ

というような教育を受けてきたので、サービス業の近年のテクノロジー導入による効率化がどこまで上手くいくかは個人的に気になります。

(例えば、スターバックスではちょっとした時間に店員と話すことが趣味なお客様も多くいます)。

やはり気の利いたサービスは今後もしばらくは人間にしかできないことですし、

  • 「ロボットにはできないような仕事はどんなことか」と一人一人が考える
  • 人間だからこそできるサービスを継続的に向上させていく

といったことに意識を向けさせることが、テクノロジー導入の真の効果かもしれないと感じました。

Amazon Goは2018年11月現在シアトル以外にはシカゴやカリフォルニアにも店舗があります。

近くに旅行に行った際には、是非自分の肌で未来のコンビニを体験してみてください。