カンホンです。
以前Googleのリクルーターから連絡が来た話を書きました。

「また何かいいポジションがあったら連絡するね!」と、言われあれから約2年後。
ホントにまた来ました!!!!
結果を先に言ってしまうと、文字通りボコボコにされて1ラウンドKOでした。
しかしこれまた良い経験(ブログネタ)になったので、その記録を今回残しておきます。
- Googleの採用プロセスが気になる
- Googleの面接でどのようなことが聞かれるのか知りたい
- Googleからはどのような人が声がかかるのか興味がある
目次
Googleからの再コンタクト「Hello from Google Staffing」
ある朝一通のメールが自分のGメールに届きます。
"[Hello from Google Staffing] New Opportunities in Japan Marketing Team"
「これはもしや!!!!!????!?!!!!!!?」
はい、そのもしや通りでGoogle様からの再コンタクトでした。
しかも自分の過去の記録から連絡をとり、また興味を持ちそうかと聞いてくれたのです。
I've come across your details from a past application you made to us a few years ago, and was wondering if you might again be interested in exploring new opportunities at this team?
「Googleは過去の志願者にも連絡を再度してくる」噂には聞いていましたが、本当に来たことにはとても驚きました。
そして実はタイミングも抜群。
所属するビジネスに諸々嫌気がさしており、評価フィードバックも近いので、外も選択肢として考えておこうとしていたところでした。
ソッコー「めっちゃ興味あるよ!!!!!!!!!!!」と返し、採用プロセスに今度こそ乗らせてもらうことにしたのでした。
再びリクルーター面談から正式応募
メールのやり取りを軽くした後、早速コンタクトを取ってきたリクルーターとオンライン面談をします。
アクセントからおそらくイギリス系の、めっちゃ感じの良い女性でした。
ちなみにGoogleのことを調べるとわかるのですが、この「感じの良い」については、少なくとも採用プロセスに関わる人は確実に皆共通です。
彼らは候補者の体験を非常に重視しているので、感じの悪い人に会うことや、不快な面接をされることはほぼ間違いなくありません。
彼女もまさにそれをフルに体現しており、リクルーター面談もとても楽しくできました。
内容は「どうして今回興味を持ったのか」「今どんなことをやっているのか」「今後どんなチャレンジがしたいのか」等々。
提案してくれるポジションとの基本的なマッチングを見ている感じでした(勿論会話は全て英語です)。
そして最後に「XXXのポジションはめっちゃ合うと思う!Hiring Managerに強く推薦しておくわ!」と言われその面談は終わりました。
その後に"Your invitation to apply to Google"というメールが届き、英文レジュメを提出します。
(つまり、ちゃんとリクルーターが通すと決めた人でないとここにすら辿り着けないようです。)
何日かして、彼女からの返答があり書類が通過したことを知らされました。
Thanks again for your time the other day and submitting your application. I do now have an update and can confirm that we would love to proceed to the 1st interview for you, for the XXX position - congratulations :).
ボコボコにされたHiring Managerとの面接
面接の質問自体には「言っちゃダメだよ」と案内が来ていたので触れられませんが、今回自分が体験したプロセスは記録しておきます。
Googleの面接はまずHiring Manger(=自分が採用された場合上司になる人)が1次面接官となります。
今回自分のリクルーターに採用プロセスを聞いた時には、その次に3人ほど面接(最低1回は英語面接を含む)があると言われました。
Hiring Managerとの面接日程調整と同時に、Interview Guideが送られてくるので、それにしっかりと目を通して準備するように言われます。
そのInterview Guideにはどういった質問が出るかや、どう準備するべきかが明確に書かれていて、それに沿って対策をすれば大丈夫...
なはずなのですが、勿論そんなに簡単なことではありません。
面接を受けた後では確かにInterview Guideに書いてあることが全てだと思えるのですが、その準備の深さが勝負になります。
これは以前Amazonの面接を受けた時の感触と全く一緒でした。
「わかってはいたんだけど、全然準備が浅かった」(ちーん)

Hiring Managerはとても感じの良い女性の方で、ニコニコしながらまずは自分の話をよく聞いてくれます。
そしてその後、猛烈なロジック確認とケース質問への自分の回答に対するディスカッションが行われました。
質問に回答しているうちに自分でもおかしいと気付きだすほど全く以って完敗の状況で、終わった瞬間に「ちーん」の内容でした。
本当にボコボコだったので1ミリも望みは持っていなかったのですが、リクルーターがわざわざ面談をセットしてNG宣告&フィードバックをくれました。
悔しいけど良い会社だとしみじみ思ってしまいました。
Googleの面接はどう準備をするべきか(反省も含めて)
今回の経験から、Googleの面接に必要な準備を自分なりにまとめてみました。
- 普段の仕事で頭が擦り切れるほど考える経験をする
- ストレスなく面接ができるくらいに英語力を磨く
- Googleの採用方針・ガイドに沿って準備をする
- Googleのプロダクトについて理解し、自分なりの考えを持っておく
①普段の仕事で頭が擦り切れるほど考える経験をする
一つ目は大前提で、普段の仕事で培うべき思考の深さが何よりも重要だと感じました。
自分は現在の自分の仕事に対して良くも悪くもかなり慣れが出てきたので、適当になっている部分もありました。
今後改めて頭が擦り切れるほど考えて議論して日々を過ごそう、と思わせてくれた今回の機会には大変感謝です。
②ストレスなく面接ができるくらいに英語力を磨く
英語については、リクルーター面談から本番の面接まで必ず使うことになります。
ここに苦労しているようだと、自分が本来持っているものを見せることができず悔しい思いをすることになります。
英語も普段から使うのが当たり前なレベルにはしたいところです。
③Googleの採用方針・ガイドに沿って準備をする
上述のInterview Guideや以下のGoogleが提供している採用プロセスに関する情報をしっかりと読み、彼らが望んでいるものを理解しましょう。
参考 Interviewing at Google: best practices, advice, and tipsGoogle Careers 参考 Guide: Use structured interviewingre:Workしかし、結局は①に挙げた普段の積み重ねがどれだけあるかが重要なので、最後に整理する意味で頭に入れておけば良いでしょう。
④Googleのプロダクトについて理解し、自分なりの考えを持っておく
これは面接に臨む上で必ず準備していったほうが良いです。
ぶっちゃけGoogleのプロダクトってほぼどれも既に最強じゃん...と思ってしまうのですが、自分なりに批判的な視点で意見も持っておきましょう。
まとめ
今回はGoogleの面接体験談でした。
受かっても落ちてもネタにはなるなと思っていたので、まあ良しです。笑
Amazonの準備もそうですが、Googleの面接のような対策を常にしておけば、おそらくどこの面接を受けても耐えられるレベルになるはずです。
(世界のあらゆる企業が採用を参考にしている2社なので。)
Googleを志望されている方は是非参考にしてみてください。
また、次回のGoogle関連エントリーは、きっと受かったという報告になることを乞うご期待で。笑