【書評】『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 by ビル・パーキンス

カンホンです。

ビル・パーキンスの『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』という本を読了しました。

個人的に2020年のベストヒットだったので、本記事で概要をシェアしたいと思います。

2020年はコロナで今後の人生について考えた人も多いと思いますが、本書は「お金」「人生」について大変納得感ある指針を提示してくれます。

非常におすすめの本なので、本記事を参考に是非読んでみてください。

こんな人向けの記事
  • 今後どう生きるべきか悩んでいる
  • 老後・お金のことが不安で仕方ない
  • 人生における選択・行動の指針が欲しい

 

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の概要

DIE WITH ZERO」(ゼロで死ね)とは、その言葉通り「死ぬ際に何も持っていない状態でいること」を目指す生き方です。

本書の冒頭で作者は有名な「アリとキリギリス」の話を出し、次のように読者に問いかけます。

私たちは、キリギリスの末路を知っている。

そう、飢え死にだ。

しかし、アリはどうなったのか?

短い人生を奴隷のように働いて過ごし、そのまま死んでいくのだろうか?

もちろん人生において目の前の欲を抑え、先のことを考えて行動することは確かに必要です。

しかし、必要以上にそのような耐え忍ぶ習慣を続け、死ぬ時には何も残らなかったということが多々あることを作者は指摘します。

具体的には、必要以上にお金を稼ぐことに時間を割き、結局は自分の人生で使い切れないお金を貯めるのに人生の貴重な時間を使うケースです。

以下のような習慣に心当たりのある人は多くいるのではないでしょうか。

  • 自分が死ぬまでにどれだけお金が必要なのかを計算せずに何となく節約する
  • 将来に備えると言って、二度と戻らない今という時間を楽しむことができない

この本の最も重要な主張は、次の通りです。

  1. 人生において最も大切なものは思い出である
  2. 人生におけるそれぞれのステージでしかできない経験がある
  3. 適切なタイミングでお金を使い、経験をすることを先延ばしにしない

二度と戻ってこない「時間」を人生における最重要な資源として捉えた時、お金との向き合い方・生き方が変わります。

本書はそんな人生における行動指針を与えてくれる一冊です。

 

自分の人生で最高の選択はアメリカへの社会人留学だった

私が本書を読んで一番に思いを馳せたのは、26歳の時にアメリカへ留学した経験でした。

【体験談】26歳でのシアトル社会人留学「留学は行ったもん勝ち」

その留学が、これまでの30年ちょっとの人生の中でベストだと言える決断だったことを、本書を読んで改めて感じることができました。

当時は、仕事を離れることやお金を借りてまでも行くことに不安はありましたが、今となってはあの経験なしに今の人生は考えられません。

ましてや2020年12月現在のコロナの状況を考えても、あの時適当な理由をつけて先延ばしにしていたらと思うとゾッとします。

本書では以下のように述べられていますが、あの時の経験が自分が死ぬまでリターンをもたらしてくれるものだと感じています。

時間や金をかけて何かを経験するのは、その瞬間を楽しむためだけではない。

経験は私たちに、尽きることのない「配当」を与えてくれる。

本ブログでは留学に関する質問をいただくことが時折ありますが、少しでも興味があるのなら、絶対に、(できる限り)借金してでも行ってください。

自分が人生の中で一番若いのは今です。

そして、経験は今得ることでその後得られる価値が最大化します。

死の間際に「あー留学行ってみたかった」なんて思うのは非常に勿体ないです。

またコロナみたいな世界の異常事態がいつ来るかもわかりません。

後悔しない生き方をしたければ、やりたいことを先延ばしにせず、今すぐに実行する方向で方法を考えましょう

そこにどんなにリスクがあったとしても、人生本気で頑張ればどうにかなるものです。

留学後、29歳一文無し(借金持ち)から再スタートしている自分が保証します。

 

本書を読んだ上での今後の生き方について

さて、私の今後の生き方についてですが、本書で提案されている「タイムバケット」の作成を行い、しっかりと経験/思い出を得ていこうと考えています。

「死ぬまでにやりたいことリスト(バケットリスト)」を聞いたことがある人は多いと思います。

「タイムバケット」とは、5-10年スパンでいつまでにやりたいことを実行するか計画するものです。

前述したように、本書の重要な主張の一つに、「人生のそれぞれのステージでしかできない経験がある」ということがあります。

例えば海外留学については、もちろんいつになっても遅すぎるということはないものの、20代~30代と40代~50代では、「行き辛さ」が変わってきます。

ただやりたいことを並べるだけのバケットリストでは、あるステージにしかできない(それ以外のステージでは困難になる)ことを先延ばしにしかねません。

一方、大まかにでもやりたいことに「いつ」を加えたタイムバケットを作成することで、その後の人生を最大限に充実させることができます。

今後、私自身タイムバケットを利用することで「いつ」をより意識し、豊かな経験に確実にお金を使っていきたいと思います。

また、お金を必要以上に稼ぐことをしないという点に関して。

自分は留学からの帰国後本当に0(というかマイナス)からスタートしているので、これまでとにかく最低限の資産を作ることに集中をして生きていました。

そのおかげで今では少し余裕ができたものの、世間には若くして莫大な資産を築いている方々がゴロゴロいるので、それに大きな憧れを抱いていました。笑

もちろんお金が増えることで精神的余裕に繋がり、選択できる経験の範囲も広がります。

しかし、そこに囚われ過ぎずに、「時間」を最優先に考えたお金の使い方を実践していきたいと考えています。

具体的には、例えば投資等に関しては、労働時間を減らし豊かな経験に時間を使うためのツールになり得るので、引き続き勉強は続けていきたいと思います。

が、目的を見失わないようにしなければということです。

人と比べるのではなく、自分に本当に必要なことを行っていく姿勢で頑張っていこうと思います。

 

まとめ

今回は『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』のご紹介でした。

このコロナの時代において自分の生き方を見つめ直すのに、本書はとても良い本だと感じています。

興味を持たれた方は是非読んでみてください。