カンホンです。
自分は私立文系の出身で数学には高校生の時に別れを告げましたが、その後10年以上それが自分の人生の中で最も大きな後悔の一つとなっていました。
いつかやろうやろうと思いずっと先延ばしにしており、この度ついに社会人の数学の学び直しを始めたのでシェアをしたいと思います。
自分と同じく「数学やっとけばよかったなー」と思っている人は、本記事を是非参考にしてみてください。
- 数学を大学受験科目から捨てたことを後悔してる
- 社会人で数学のやり直しを考えている
- 仕事をしていて「数字に弱い」と思う
経緯:心の中にずっと引っかかっていた言葉
「数学を捨てた?残念だな。数学を捨てるのは人生を捨てるのと同じだ。」
私は高校時代に国公立文系を目指すクラスに在籍をしていたのですが、3年の早々に諦め私大文系志望に転向しました。
そこから数学は卒業に最低限のことしかやりませんでした。
しかし、私が当時英語の参考書で見た代ゼミの西きょうじ先生の言葉に冒頭の一文があり、これがその後の人生でずっと心の中の引っかかりとなります。
その言葉が何を意味するかは人によって違うと思いますが、少なくとも私はその後の生活や仕事を通じて「数字に弱い」という劣等感を抱いていました。
そして、その度に「あの時頑張らなかった報いだな...」と後悔してきたのでした。
勿論仕事に置ける「数字に強い」とは必ずしも数学ができることではなく、その後実務やトレーニングを通じて私の意識も随分改善はされました。
それでも、どこか自分にしっかりとした数字に対するバックボーンがないことは気になっていたのです。
さらに今は、仕事に限らず、数字は生きる力の根底に関わることだと思っています。
残りまだありそうな人生の中で、今少しの時間を使って数学を身につけておくのは決して遅くないと思い、今回の数学やり直し開始に至りました。
どう勉強するか検討した結果、チャート式の青色で独学を選ぶ
まず、大人の数学やり直し方法として恐らく以下のどちらかになります。
- お金をかけてスクールを使う(有料Webサービス含む)
- 参考書だけで低コストに独学する
私が調べてみたところ大人の数学教室のようなものは割とあるようで、やはり自分と同じような気持ちを持つ人は少なくないことも伺えました。
私は社会人になってからの勉強については、スクール利用(or Webサービス)と参考書を使った独学は目的やスケジュールに応じて使い分けています。
日々忙しい中短期集中で目的を達成するためならば、多少のお金を払ってもやはりスクールや巷にあるサービスを利用することが間違いなく効果的です。
しかし、私は今回①すぐに達成したい目標があるわけではない、②仕事等への直接的な効果を求めていないことを理由に、参考書のみで進めることにしました。
テキストとしては、色々リサーチをした結果、自分自身高校時代も授業で使っていて内容に定評のあったチャート式の青色を選びました。
このチャート式青色の評判をネットで見ると、「結構難しいが、確実に力がつく」ようなコメントが多いです。
先ずは先日I+Aを購入し、とんでもない問題数があるので例題だけ毎日一問ずつ進めていくことに決め取り組み始めました。
I+Aの例題だけでも300以上あるので、このペースだと数年コースです。笑
まあそれでも良しとし、II+Bまで終わらすことを目標に、本当にノンビリやっていこうと思っています。
内容としては、しっかりとステップバイステップで理解を深めていけるので、私のように数学は10年以上振りという人でも本書はおすすめです。
ちなみに、久しぶりに数学をやると意外なほど楽しく、少しオーバーかもしれませんが毎日ワクワクしながら取り組んでいます。
改めて、数学を学ぶ効果
最後に少し数学を学ぶ効果についてのお話を。
先にも述べたように、数学を学べば仕事に直結するような「数字への強さ」が身につくかと言えばそうではありません。
勿論難しい計算ができること、計算方法を知っていることはその要素の一つです。
しかし、それよりは数字からインサイトを読み取る力や、フェルミ推定のように分解や想像ができる力がより重要だと思います。
それでもやはり計算をやり切る力というのも、基礎的な学力として最低限備えているべきもので、数学の勉強で確実にそこは養われます。
私が転職でリクルートの面接を受けていた際、フェルミ推定・ケース問題が出され、フィードバックの際に面接官の方も上記のようなことを仰ってました。

そして個人的に何よりも大事なことは、「数字を見た時に頭が痛くならないこと」だと思っています。
「数字に弱い」と自分でいう人は、数字を見た瞬間に「おえっ」となり思考停止しているケースが大半な気がします。
最低限それを克服するためにも、数学の勉強からやり直すことは間違いなく効果があります。
ただ仕事力向上を意識した時にはかなりの回り道であると思うので笑、私のように半分趣味くらいで気長にやる人に数学の勉強はおすすめできそうです。
まとめ
今回は大人の数学やり直しについてのシェアでした。
高校時代に数学が嫌いだった人も、社会人になり自分から進んでやると数学にまた違った印象を受けると思います。
すぐに何か効果を求めるのでなく、数学の勉強を長期的な目線で捉え、人生を豊かにするツールとして興味のある方は是非チャレンジしてみてください。
興味はあるものの「役立つかわからないものにお金は払えない...」という人は、自分のように青色チャートで少しづつ進めていくことがおすすめです。
以下で詳細もあわせてチェックしてみてください。