カンホンです。
私は2011年の大学卒で、いわゆるリーマンショック後の就職氷河期の世代でした。
そんな状況の中(それは今思うと言い訳ですが)、自分がそもそも何もできない文系学生だったことが原因で、就活は壊滅。
社数3桁くらいにエントリーしたものの就職先がなかなか決まらず、なんとか最後に拾ってくれる会社があった程度の散々な結果でした。
その当時はこの世にこんな痛みがあるのかと思い死ぬほど辛かったですが、なんとか乗り越えて今に至っています。
今回は就活で上手くいかず「死ぬほど辛い」「もう人生詰んだ」と思っている方に向けて、まだやれる事はあるということをお伝えしたいと思います。
- 就活が上手くいかず死ぬほど辛い
- 人生詰んだ
- お先真っ暗でどうしたらいいかわからない
就活に失敗しても打つ手はある
就活に失敗して「もう人生終わった」と考えている方は沢山いるかと思います。
あなたがもし人生の中盤にさしかかるところで、金なし・スキルなし・経験なしの状態だと正直やばいかもしれませんが、20代で諦めるのは早過ぎます。
もしかしたら同年代に比べて多少の遅れにはなるかもしれません。
しかしその苦渋があるからこその反骨精神で、大企業に就職し安泰の道を行った人たちを数年であっと言う間に抜ける可能性すらあります。
1年~2年の辛抱は長い人生から見ればほんの一瞬で、あとで振り返った時に「あーあの時辛かったけど、頑張って良かったな」と思えるようになります。
なので、人生を諦めるのはもう少し待ってください。
就活に失敗して死ぬほど辛いと感じても、「ちょっとでも可能性あるかも」と思って試してみてもらいたいことを今回次のようにまとめました。
- とにかく最後まで頑張って入れるところに入る
- もうどうしようもなければ、海外に逃亡する
- あるいは、現実的に手に職のスキルをつける
- いずれにせよ、筋トレをする
以下それぞれ詳細に見ていくので、参考にしてみてください。
①とにかく最後まで頑張って入れるところに入る
もちろん就職をせずに生きていく道はあります。
しかし、就活・企業で働くことからも学ぶことは沢山あるので、一度始めた就活は是非やり切ったと思えるところまでやってみると良いです。
以下「上手くいかない」と諦める前にご自身チェックしてみてほしいポイントを挙げます。
「大企業行きたい病」に陥ってないか?
まず最初に考えてほしいことは、「何が何でも大企業に入らなければ」などと考えていないでしょうか?
高学歴の人ほどこの傾向があり、自分も一応有名大学の卒業だったので、周囲が次々と大企業に就職が決まる中で自分に大きな劣等感を感じていました。
もし大企業にどうしても入りたいとしても、新卒で入らずとも転職で入る道があります。
自分はまさにこのパターンでした。
一方、小さい会社でも学べることは沢山あり、会社の大きさと反比例に仕事の裁量が大きくなる傾向がある分、むしろ成長が早くなる可能性すらあります。
ここで就活が上手くいかない=「大企業・有名企業に決まらない」と思っている方はまずこのプライドを捨てましょう。
とにかく就ける仕事について、悔しいのならその後絶対に這い上がる気持ちで全力で目の前の仕事に臨みましょう。
自分の上手くいかない点を反省しているか?
次に、大企業にこだわらず、とにかく入れる会社を見つけようと就活を続けているのに上手くいかない場合。
「なんで上手くいかないのか?」を考えて、常に反省・改善をしているでしょうか。
例えば、エントリーシートに通らないとして、何も考えず同じような内容でひたすら提出していないでしょうか。
面接で上手くいかないのならばその理由を分析し、反省・練習をしっかりとしているでしょうか。
上手くいかないのには理由があり、それが何かをしっかりと考えて、改善をする必要があります。
自分だけでわからなければ、人の成功例から学ぶ、あるいは知り合いの社会人にでも頼んでフィードバックを求めましょう。
それをやらずして「上手くいかない」のは当然の結果という事になります。
先ずはできることを全てやること。
次の手を打つことを考えるのはそれからです。
②もうどうしようもなければ、海外に逃亡する
就活でやれることは全てやって上手くいかなかったという前提で、「死ぬほど辛い」と思うくらいなら海外に行くことをおすすめします。
就活で思い詰めて死にそうになることが日本だけとは言いませんが、世界に出てみると、それはとってもちっぽけな悩みだったと気がつきます。
そしてこれも自分の体験談ですが、ネガティブな理由から海外に行ったとしても、死ぬほど頑張れば何かしらの希望の光は見えてくるものです。
そんなお金がないと言う人
かじれるスネがあるならかじって、なければバイトでもしてお金を貯めましょう。
100~150万あれば大抵の国でそこそこの期間は生きていけます。
バイトをして月10万×15ヶ月くらい貯めるくらいの根性がなければ、恐らくその後の人生何をやっても辛く感じます。
また、余計なプライド捨てて、実家に戻れる人は戻って出費を抑えましょう。
ちなみに自分はお金をセーブしたいがために30歳で尚実家にいたので、20代の実家暮らしは無問題です。

日本で語学の勉強をしておくこと
とても重要なことなのですが、海外に行くと決めたとしても日本にいる時にできる限り語学力を高めておきましょう。
英語圏に行くならばTOEIC800点程度は持っておくと、行ってからの時間を非常に有意義に過ごすことができます。
バイトで旅費を稼ぐとしても、その間にしっかりと勉強もしておかなければダメです。
本当に語学力ゼロで海外に行くと、「アー」「ウー」しか発せない間に何ヶ月も経ってしまいます。
「行ってからやる」は大きな無駄です。
海外に行くとしても、必ず日本で勉強をしてから行きましょう。

海外に行ったら遊んでないで意味のある経験をする
海外に行ったら、遊んでいる時間はありません。
もう少し正確に言うと、「意味のない遊びの時間」はありません。
全ての体験に意味を持たせて、自分が何を得ているか考えながら日々120%で生きて行動しましょう。
海外では日本で起こらないようなことがいくらでも起き、日本で当たり前だと思っていた価値観も通用しません。
だからこそ、自分が「就活が上手くいかず死ぬほど辛い...」と思っていたことが、本当にちっぽけな考えだったことに気が付かされます。
もしそのまま海外で生きていきたいと思えば、そのまま残る道を模索するればOKです。
いずれにせよ、その海外の滞在期間がプラスのものになるよう全力で経験を積み、体験をしっかりと言語化して整理しましょう。
③あるいは、現実的に手に職のスキルをつける
海外に行くことはイメージと違うというのであれば、時間のある時に集中して手に職のスキルを得るトレーニングをすることも選択肢として大アリです。
そして、そのおすすめを挙げるとすれば、プログラミングを学びエンジニアの道を目指すことです。
ちなみに私は文学部というド文系の出身でしたが、新卒で拾ってもらった会社でプログラミングを学び、エンジニアとしてキャリアを開始しました。
そのおかげで、これまでIT関連の道で食いっぱぐれることがなく生きてこれています。
1000時間かければプログラミングを仕事にできる
プログラミングはある程度の時間をかければハッキリ言って誰でもできるようになります。
自分の経験上あらゆることは大体1000時間程度使えば一定のレベルになり、プログラミングも例外ではありません。
1000時間やれば一端のエンジニアとして仕事ができるレベルにはなります。
1000時間を達成するペースは人それぞれですが、仮に半年で達成しようとすると、1日約6時間の学習です。
フルタイムで仕事をしていたら1日8時間、あるいは実質それ以上働いているのですから、たかが半年くらいの我慢です。
仮に週2~3回・1日4~5時間バイトをして生活費を稼いだとしても、そこまで死にそうにタイトな生活にはなりません。
(社会人の激務はそのレベルではないです。)
プログラミング学習はスクールの利用がおすすめ
プログラミングの学習は独学でもできますが、正直効率が悪く挫折する可能性も高いです。
人生本気で変えようと思っているのであれば、少しのお金をかけてでも短期集中で学び仕事ができるレベルになることがおすすめです。
今の時代自宅から出ずともオンラインで100%完結するスクールもあるので、時間もお金も節約しながら効率的に学ぶことができます。

もしお金を捻出するのがどうしても厳しいのであれば、以下のようなサービスを使うと完全無料で就業支援までついてプログラミングを学べます。
(ここまで来ると最早やらない手が無いですね...。)
ちなみに、私はエンジニアの道を突き詰めていくことは断念しましたが、プログラミング・ITを学べばその後のキャリア形成の仕方はいくらでもあります。
例えば、企業勤めというスタンスは変えず、エンジニアからよりコミュニケーションを生かした上流工程やITコンサルの道に進む。
あるいはフリーランスのエンジニアとして月収100万程度貰いながら自分のペースで働くなど、一旦スキルを身につければいくらでも可能性は広がります。
④いずれにせよ、筋トレをする
最後にどんな道で人生の挽回を図ろうとしたとしても、筋トレだけは時間を作ってやってください。
特に職や未来のことに不安がある時にやる筋トレは効果が絶大です。
以下、詳細を解説します。
筋トレをすると人生が回り出す
筋トレは筋肉を発達させるためだけにやるものではありません。
それは精神修行であり、かつ精神安定剤にもなり得るメンタルトレーニングなのです。
特に就活が上手くいかないなど人生に不安・停滞を感じる時は「自分が前に進んでいることが見えない」という理由があると考えています。
そこでソリューションとなり得るのが筋トレで、例えば5kg重いウェイトを挙げられるようになることは、数字として見える「成長」です。
そんな筋トレのちょっとした結果でも、自分の成長を感じ自信にすることができますが、これは思った以上に大きなことです。
それをきっかけに人生の他の部分までポジティブな気が流れ始めて、人生が回り出します。
就活に失敗し時間ができたとしたらそれを逆にラッキーくらいに考え、騙されたと思って是非筋トレに時間を使ってみてください。
本当に人生を変えるきっかけになります。

ジムでの出会いもあるかもしれない
またジムに行ってトレーニングを継続すれば、人生を変える出会いすらあり得ます。
※ここで言う出会いとは男女の出会いではなく、ネットワークとしての意味の出会いです(まあ、男女出会いもありますが!)。
先述したように、筋トレをすることは人生全てにポジティブな影響をもたらします。
そして、私の経験上この世には以下の法則があります。
- ハードにトレーニングを継続している人は、仕事を含むその他の生活についても充実している
- そのような人は自分と同等あるいはそれ以上にトレーニングしている人に興味を持つ
つまり、ジムで筋トレをハードに行うこと自体が、自分にとってプラスの影響を与える人との出会いになり得るタネ撒き行為だと言えるのです。
真面目にトレーニングを行うことは自分の心身にとって良い影響があるだけでなく、そのような人たちのコミュニティに入ることにも繋がります。
現に私はこれまでの就職・転職活動で、一番親身になって相談に乗ってくれたのは紛れもなくトレーニング仲間でした。
スキルアップに加え筋トレを通じた人との繋がり・コミュニケーションも日常的に意識していると、いつか思わぬチャンスが巡ってきます。

まとめ
今回は就活に失敗して死ぬほど辛い・人生詰んだと思っても、まだやれることはあるよという内容のシェアでした。
以下本記事で挙げたポイントのおさらいです。
- とにかく最後まで頑張って入れるところに入る
- もうどうしようもなければ、海外に逃亡する
- あるいは、現実的に手に職のスキルをつける
- いずれにせよ、筋トレをする
繰り返しになりますが、20代、もしくは30代で職に不安があったとしても、長い人生ではいくらでも挽回のチャンスはあります。
勝手に諦めて何もしないことが最大のリスクです。
今回の記事の内容を参考に、自分自身ができることに是非トライしてみてください。
いきなり長い時間頑張ることが難しければ、少しずつでもOKです。
悩んでいる暇を、未来に向けた時間にとにかく変えていきましょう。
諦めず行動・改善を継続すれば、必ず道は開けます。