カンホンです。
私は30歳の時にWebサービス企業のマーケティング職に未経験から転職をしました。
その前が企業向けのITコンサルティング・ソリューション導入をしていたので、業界も職もずらして転職を成功させたことになります。
今回は私が実際に行った4つステップで、未経験からのWebマーケティング転職の方法を具体的に説明していきます。
私が30歳ですんなり転職できたので、20代・30代前半ならば未経験でもいくらでもチャンスはあると考えています。
- Webマーケティングの仕事に興味がある
- 未経験だがWebマーケティング職に挑戦したい
- Webマーケティングのスキルを効率的に習得したい
①Webマーケティングの世界を知る
そもそもWebマーケティングと一口にいっても様々な会社・仕事があります。
まず始めに、会社の種類としては以下の2つで大きく異なるので、自分がよりどちらに興味があるのか考えてみてください。
- 事業会社で自社のプロダクト・サービスのマーケティングを行う
- 支援会社としてクライアント企業のマーケティング活動支援を行う
そして、業務も多岐に渡ります。
ここではざっくりと以下の2つに分けたいと思います。
- 新しいお客様を外から連れてくる
- 既にコンタクトのあるお客様・既存のお客様にサービスを(より)使ってもらう
前者だと主にWeb広告やSEO、後者だとメールやSNSを使ったエンゲージメント向上業務といったイメージです。
(詳細は省いた初心者向け解説ということでご容赦ください。)
そして、基本的に大企業ではロールが細分化されています。
大きな組織にいるor大きなサービスを扱う場合、Webマーケティングと言っても恐らく上に挙げたようなカテゴリの一分野の担当になります。
一方ベンチャーなど小さい組織では、予算こそ小さいものの、新規も既存も関係なく幅広くマーケティング活動全体を見る可能性があります。
「Webマーケティングをやりたい!」という人は沢山いますが、自分がどういうキャリアを歩みたいかで進むべき道も異なるので頭に入れておいてください。
と言っても、正直未経験で自分の興味なんてわからないので、とりあえずどこかに入り、後にジョブローテーションや転職すればOKです。
(ちなみに私の場合はというと、大企業の中の小さいサービスのマーケティング全体を見渡すポジションにいます。)
②Webマーケティングの勉強をする
未経験だからと言ってそのまま転職しようとしても受け入れてくれる会社はありません。
しっかりと自分で勉強しましょう。
以下、私が実際に読んだおすすめの本3冊を紹介するので参考にしてみてください。
ちなみに本を読んだだけでは頭から簡単に抜けていってしまうので、必ず次の「③Webマーケティングを実践する」とセットで取り組んでください。
今回紹介する本はどれもすぐ読み終わるものなので、最低限の知識をつけたら直ぐに実践に移りましょう。
スピードマスター1時間でわかるネット広告超入門
Web広告の概要が約1時間で学べます。
「そんな短さでいいのか」と思うかもしれませんが重要なポイントはしっかりとまとまっており、実践前はこれ一冊で十分です。
あとは実際に手を動かしながら覚えていってください。
結果が出る[SNSマーケティング]てっぱん法則
企業向けSNS運用法の解説書で、結果の出る「てっぱん法則」がまとまっています。
概念や理論の説明に留まらず、効果の出るコンテンツパターンを具体的に教えてくれるので再現性があります。
自身のSNSで実施できる部分も沢山あるので、読んで終わりにせず是非実際に試してみてください。
SEO対策・超入門2020
これもサクッと読めるボリュームなので、SEOにおける重要なポイントが短時間で掴めます。
しかもKindleの電子書籍版では一回買ったらその後内容アップデート配信がされるので、最新のSEOについてもキャッチアップできる素晴らしさです。
コスパ抜群で非常におすすめの一冊です。
③Webマーケティングを実践する
本で最低限の知識を頭に入れたら、早速自分でマーケティングを実践してみましょう。
今の時代ネットにさえ繋がればWebマーケティングはいくらでもできます。
未経験だから会社で教えてもらうという姿勢ではなく、自分でできることを試して仕事に繋げましょう。
初級編:SNSの運用
SNSを経験せずしてマーケティングの仕事はできません。
もし個人のアカウントを持っていない場合、直ぐに作って運用を開始しましょう。
特にFacebook・Twitter・Instagramの3つは必須です。
他にも新しく出たサービスは出来る限り全て試して、人々がどう使っているのか・企業がどう使えるのかという両面で観察してみてください。
人の心に刺さるコンテンツは何なのか、SNS広告で効果を上げるにはどうすればいいのかなど、個人レベルでも試せることはいくらでもあります。
また、自分を商品だと捉えてSNSを通じた効果的なマーケティング方法を考えてみてください。
中級編:ブログの運営
ブログはWebマーケティングにおける大事なことがほぼ全て学べる最高の教材です。
何を商品として、どう集客をし、どう収益化するのか。
また、仮説を立て、数値を分析し、改善をしていくというWebマーケティングに必須のプロセスも嫌でも学べます。
仕事としては未経験かもしれませんが、ブログでマーケティング経験を積んでおくことで転職でのアピールが圧倒的に容易になります。
現に私は転職前からブログ運営をしていたことで、Webマーケティングの考え方一通りについては既に理解をしていました。
これをやるかやらないかでは大きな差が出ます。
未経験からWebマーケティング職を志す人は、是非今すぐにでもブログを始めましょう。
④Webマーケティング職へ転職をする
最後にWebマーケティング職を得るための転職活動についてです。
冒頭にも述べましたが、自分がまずどんな会社/組織、どんな役割で働きたいのかを考えてみてください。
まず支援会社・事業会社の切り口。
- 事業会社で自社のプロダクト・サービスのマーケティングを行う
- 支援会社としてクライアント企業のマーケティング活動支援を行う
そして領域の切り口。
- 新しいお客様を外から連れてくる
- 既にコンタクトのあるお客様・既存のお客様にサービスを(より)使ってもらう
そして領域にも関わりますが、組織規模による自身のカバーする範囲です。
基本的に大企業ではロールが細分化されています。
大きな組織にいるor大きなサービスを扱う場合、Webマーケティングと言っても恐らく上に挙げたようなカテゴリの一分野の担当になります。
一方ベンチャーなど小さい組織では、予算こそ小さいものの、新規も既存も関係なく幅広くマーケティング活動全体を見る可能性があります。
これらを整理した上で、アピールできるスキルを考えます。
マーケティングに直接関わるスキルとしては、「③Webマーケティングを実践する」で紹介した方法で是非経験を作ってください。
一方、どんな仕事でも通用する普遍的なスキルがあります。
例えば、物事や数字を分解してロジカルに整理する力はマーケティング職にとって必須ですし、コミュニケーション力についても言うまでもありません。
転職準備としてやるべきことは、まずはWebマーケティング関連職の職務要件をいくつも読み込み、どんな力が必要なのか把握することです。
そこに合わせてご自身の経験・スキルを整理していくと、納得感のあるレジュメやアピールポイントができます。
また、自己分析がなかなか上手くいかないという人はマインドマップの利用がおすすめですので、以下の記事も参考にしてみてください。

諸々準備をしたら、転職エージェントにも早めに相談をしましょう。
特に自身の経験やWebマーケティング職に就くためのアピールポイント整理を手伝ってくれるので、一人で悶々と考えるより遥かに効率的です。
利用すべきエージェントとしては、Webマーケティング職について幅広い求人のある「doda」がおすすめです。
非公開求人も多く、非常に手厚いサポートでWebマーケティングへの転職を支援してくれます。
まとめ
以上、今回は未経験からのWebマーケティング職への転職手順でした。
本記事でご紹介したステップを改めてまとめると以下の通りです。
- Webマーケティングの世界を知る
- Webマーケティングの勉強をする
- Webマーケティングを実践する
- Webマーケティング職へ転職をする
繰り返しになりますが、私が30歳で転職できたので、20代の方なら間違いなくできますし、30代前半でもポイントを抑えれば十分にチャンスはあります。
今回の記事を参考に、是非Webマーケティングの世界にチャレンジをしてみてください。