edXとは?海外有名大学にオンライン留学できる最強学習ツール

カンホンです。

今回はオンライン教育プラットフォームであるedXについてのご紹介です。

edXはMOOC(Massive Open Online Courses)サービスの一つで、海外の有名大学の講義を無料・あるいは非常に低価格で受講することができます。

日本を離れず海外大学への「オンライン留学」を可能にする素晴らしいツールですので、興味のある方は是非コース受講に挑戦してみてください。

こんな人向けの記事
  • 仕事に忙しい日々の中でもスキルアップを図っていきたい
  • 日本にいながら海外有名大学の学位取得を目指したい
  • 「英語で」学ぶ習慣を身に付けたい

 

edXとは?

edXとはMOOCのリーディングプロバイダーで、オンラインを通じて世界の140以上の大学から、2,500以上のオンラインコースを提供しています。

edXを通じて世界中の知識にアクセスすることができ、常に新しいスキルを身につけていくことができます。

また、有料でコース修了証の発行も行っており、レジュメやLinkedInなどに掲載することでスキルの証明とすることができます。

MOOCSのスキル証明をLikedInで見て、外資系企業のリクルーターから声がかかることも実際にあります。

LinkedInの使い方ついては、以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。

【LinkedInの使い方】米国留学&外資系転職で培った運用法を紹介

勿論ビジネスに関連するコースだけでなく、文化・教養・科学などあらゆる分野の授業が提供されており、知的好奇心を満たしたいという方にもうってつけです。

このように、edXはインターネット環境さえあれば海外有名大学へ簡単にアクセスできる、紛れもなく最強の学習ツールだと言えます。

 

edXの特徴・メリット

私はこれまでいくつかのオンラインプラットフォームで勉強をしてきましたが、edXの特徴&メリットは大きく以下の2点にあると考えています。

  1. 扱うプログラムの幅広さ・質の高さ
  2. 学習プラットフォームとしての体験が非常に優れている

以下詳しく見ていきます。

①扱うプログラムの幅広さ・質の高さ

後に各プログラムの詳細を述べますが、例えば、edXでは以下のような目的を全て叶えることができます

  • とりあえず海外大学の授業を体験してみたい
  • 新しいスキルを身につけ、レジュメにも載せたい
  • 受講コースを単位としてカウントし、将来的に海外の大学に進学したい
  • 完全オンラインで海外大学の学位を取得したい

まず、基本的にコースの受講は全て無料で行うことができ、修了証の取得にお金がかかるというモデルです。

なので、「とりあえず始めてみる」ということが簡単にできます。

そして、そのコースの終了をスキルとしてオフィシャルなものにしたければ、修了証の発行ができます。

また大学の単位となるコースやプログラムを受講することや、完全オンラインで最終的には海外大学の学位を目指す道もあります。

edXでは学習者それぞれの目的に合わせたコースの取り方ができ、またそれを叶える非常に質の高いプログラムが提供されています。

要は、本人のやる気さえあればどこまでも成長できる環境が整っているのです。

②学習プラットフォームとしての体験が非常に優れている

また、学習プラットフォームとしての体験が非常に優れていると感じます。

教材の質が高いことは言うまでもないですが、「オンラインでもここまでスムーズに学ぶことができる」ということを実感できます。

例えば、edXの講義では参考文献を読むことは勿論ですが、他にも以下のようなアクティビティがあります。

  • 動画やクイズで理解を深める
  • 関連するツールを実際に手を使って動かす
  • 他の受講者とオンラインでのディスカッションを行う
  • 厳正な環境で行われる最終テストを受ける

そして、それぞれの体験や学習の流れが非常にスムーズで洗練されているので、学習効率が高まります。

本気で学ばなければ修了できない設計にもなっているので、手の抜きどころはありません。

総じて、edXでのコース受講では、普通に日本で大学に行き適当に授業を過ごすより遥かに意味のある体験ができます。

 

edXで提供されているプログラム紹介

edXでは数多くのプログラム・学位取得コースが用意されており、ご自身の目的に合わせて受講することが可能です。

以下それぞれご紹介します。

MicroBachelors Programs

MicroBachelorsは学士取得のための単位換算が可能なプログラムです。

本プログラムを利用することで、100%オンラインで海外大学の単位の取得をすることができ、その後の大学進学の道も開けます。

コストに関しては、平均的な大学学部の1/3以下の費用で単位の取得を目指す事ができます。

Bachelor's Degrees

Bachelor's DegreesではUniversity of Londonを始めとした海外名門校の学位を完全オンラインで取得することができます。

提供されている分野も「Business」や「Computer & Data Sciences」など実用的な学問なので、社会人の学び直しにもおすすめです。

もちろんオンライン大学のカリキュラムをやり遂げることは決して楽ではないですが、必ずキャリアの大きなプラスになるでしょう。

MicroMasters Programs

MicroMasters Programsはオンラインで完結する複数の修士レベルのコースからなるプログラムです(MicroBachelorsの修士版です)。

コースを全て修了すると、その大学の修士プログラムに入学する際に単位の一部に換算ができるシステムになっています。

私はボストン大学のMicroMasters Programsプログラムに実際に挑戦しましたが、非常に良いものでした。

以下の記事で詳細をまとめていますので、参考にしてみてください。

【edX】ボストン大学MicroMasters Programsの受講記録

Master's Degrees

Master's Degreeでは、海外有名大学の100%オンラインで完結する修士プログラムが多数提供されています。

例えば、Gerogia Techのアナリティクス修士やThe University of Texas at Austinのコンピュータサイエンス修士が、約10,000ドルで取得できます。

(海外有名大学の修士を得る金額としては破格の値段です。)

MicroMastersのコースが単位の一部になっているものもあるので、まずMicroMastersから始め、その後修士プログラムに挑戦することがおすすめです。

Boot Camps

Boot Campでは海外トップスクール提供のコースによりキャリア直結のスキルを習得することができます。

コーディングスキルはもちろんのこと、デジタルマーケティングからプロダクトマネジメントまで幅広いコースが提供されています。

また、通常の自習型のコースとは異なり、1on1のサポートを受けながら確実に進められることも本プログラムの大きな特徴です。

Professional Certificates

Professional Certificateは大学または企業によって提供される複数コースをまとめたプログラムです。

数ヶ月で完結するものが多く、プロダクトマネジメント・コーポレートファイナンス・データサイエンスなど様々なビジネススキルがテーマとなっています。

自身に必要な知識・スキルのアップデートに利用することで、キャリアアップの大きな助けとすることができます。

Executive Education

Executive Education企業のエグゼクティブレベルの人材が戦略的なリーダーシップスキルを開発するために設けられたプログラムです。

主に2~6週間で完結する海外有名大学のコースを提供しており、マネジメントとして必要なスキルを効率的に伸ばしていくことができます。

AI & Digital Transformation」「Data Science & Analysis」など様々なカテゴリー・最先端のテーマが提供されています。

Xseries

Xseriesでは特定の分野のコースをまとめ、ビジネスに限らず様々なトピックのプログラムが提供されています。

例えば、アメリカの女性の歴史を取り扱ったコロンビア大学の「Women Have Always Worked」といった興味深いプログラムもあります。

知識の探求を目的とする人にはXseriesは特におすすめです。

 

edXを始めとするMOOCコース受講の際のポイント

edXを含むMOOCの良いところは、無料で海外有名大学の授業を受講できることです。

しかし、これには裏があり、無料できるということで結果的に修了率が悪くなることや、集中が続かず効率的に学べていないという事象が起こります。

勿論始めは無料からで良いと思うのですが、本気で学ぶ気持ちがあるのであれば、是非修了証の獲得をゴールとして取り組んでみてください。

お金を書ける分、間違いなく姿勢が変わり学習効果が高まりますし、修了証の獲得はご自身のキャリアにも意味のあるものとなります。

(お金をかけると言っても、従来のルートでの海外大学への進学・コース受講に比べれば遥かに安いものです。)

現に私は自分のレジュメやLinkedInにMOOCで獲得したスキルをバッチリ載せており、外資系企業の就活の際には特に役に立っています。

また、edXに限らずMOOCは英語での受講が一般的ですが、自分にとってはハードルが高いと思う人も、挑戦する価値は大いにあります。

私はこれまでの人生で長く英語と付き合ってきていますが、英語力が真に伸びたのは「英語で」勉強や仕事をしていた時でした。

(つまり、英語の勉強自体を目的とした時ではなかった、ということです。)

最初は読むにも書くにも時間がかかるという人は多いかと思いますが、それでもやり遂げた暁には必ず英語力が大きく向上しています。

始めは大変かもしれませんが、是非、自分の将来の英語力の成長にもワクワクしながら挑戦してみてもらえればと思います。

 

まとめ

以上、今回はedXについてのご紹介でした。

これからの時代、学びに終わりはなく、知識やスキルを常にアップデートしていくことはますます重要になってきます。

海外では一般的な、フルタイムで働きながら学ぶ・大学のプログラムに在籍するというライフスタイルは日本でも今後必ず進みます。

その際、edXはMOOCプラットフォームのチョイスとして特におすすめです。

是非この機会に、ご自身のスキルアップのためのedXコース受講に挑戦してみてください。