2018年の夏、私はWeb系企業を中心にゴリゴリ転職活動を行っており、その際面接で聞かれた質問を全てメモしていました。
それを転職活動中の知り合いに共有したところ割と役立っていたようなので、今回一部をここにアップします。
今回取り上げた企業としては、リクルート系企業で以下の通りです。
- リクルートコミュニケーションズ
- リクルート
- リクルートジョブズ
本記事がリクルートを目指す方の参考に少しでもなれば幸いです。
以下、「企業名 | 応募ポジション/部署 | 選考段階」ごとに記載していきます。
※楽天についても同様にまとめていますのでご参照ください。

- 就職・転職活動中で面接の準備を行なっている
- リクルート系企業の面接の質問内容に興味がある
- どんな観点で対策を行なえば良いか知りたい
目次
リクルートコミュニケーションズ(RCO) | 事業開発マネジメント | 1次・人事面接
主な質問
- 簡単に経歴を説明
- なんで転職?
- なぜRCO?他のRグループ事業会社でない理由
- 人を動かした経験を教えてください
- 課題解決をした経験を教えてください
- PDCAを回した経験を教えてください
RCO面接のポイント
事前にRCOより以下4点の面接のポイントが連携されていました。
Rグループだけではなく他社においても使える非常に重要な観点だと思うので記載します。
1. 仕事を見立てる力/課題解決力
問題を解決するにあたって、取り組むべき課題を発見し、意志を持って独自の方法で課題に取り組めるかどうか。
質問例:「なんでそれをやろうと思ったか?」「自分から課題を見つけた経験があるかどうか?」
2. 仕事を仕立てる力/ソリューション立案・計画力
実行のPDCAは少々弱くても、論理の通った解決策を立案できるかどうか。
質問例:「どのようなソリューションを立てたか?」
3. 仕事を動かす力/コミュニケーション力
ソリューションを実行するにあたり、相手の理解度に合わせたコミュニケーションを取り、周囲を巻き込みながら円滑に進めていくことができるか。
4. キャリアに対する考えの深さ/目指すキャリアとRグループ各社で叶えられることがマッチしているか。
今後自分がどうしていきたいかが明確であり、その上でRCOを志望する基準・理由が明確であるかどうか。
Memo
上記に対する自分の回答に対して、3段階、4段階掘り下げて「なんで?」を考えること。
Rグループは何処もとにかくなんでなんでうるさい。笑
また、自分の過去から未来までを一貫したストーリーとして描けているか要チェック。
リクルート | 新規事業開発 | 1次・人事面接
主な質問
- 簡単に経歴を説明
- 1社目を選んだ理由は?
- インターン先を選んだ理由は?
- 現在の会社を選んだ理由は?
- 転職を考えている理由を教えてください
- 受けている企業・職種は?
- 転職の際にこれだけは譲れないという軸はなんですか?
- 現在の業務内容を教えてください
- 自分で成果が出せたと思う経験は?
- 最も困難だった経験は?
- 日本のプロバスケットボールの年間の売り上げを5分で計算してください
Memo
フェルミ推定は主に物事を論理的に因数分解できるか、わからない数字にどれだけ自分の知っている情報を使って推測ができるかを見ているとのこと。
5分の制限時間の中での計算はできれば尚良いくらいかと。
(自分は計算をやり切れていないが通った。)
リクルートジョブズ(RJOBS) | IT総合職 | 2次・部門面接
主な質問
- 簡単に経歴を説明
- 1社目を選んだ理由
- 海外という道を選んだ理由(答えた後、もっとコレというきっかけがあったのではないか、大胆すぎる等ツッコミを食らいまくる)
- 現在の会社を選んだ理由
- 多くのステークホルダーを絡めて働き、苦労した経験はあるか?
- 働きやすい人・働きにくい人はそれぞれどんな人か?
- その働きにくい人と働かなければならないときどうするか?
- チームメンバーのモチベーションが低いとき、あるいは自分とモチベーションに大きな差があるときどのように対応するか?
- どうして今転職なのか? そしてなぜRJOBS?
- どういう風になりたいのか?今後のキャリアをどう描いているのか?
- (君はポンポン色々なものに飛びついている印象と前置きして、)何か一貫したものはあるのか?
- スーパードメスティックな会社で英語使う機会はないと思うが良いのか?
Memo
事前にエージェントに言われていた通り、「腰を据えてしばらく働いていてくれるか?」を確認する意図の質問が多かった。
若くしての経験職種の多さ/職歴の短さがレジュメから見られる場合、自分の選択に対する納得感のあるストーリーが必要。
いくらポテンシャルがあったとしても、会社によってはかなり厳しく見られる。
リクルートの面接前に読んでおくべき本
リクルートの面接前には以下の本を読んでおくと良いかと思います。
創業者江副さんの著書で、タイトルの通りリクルートの起業家精神への理解が深まります。
経営者は社員と夢を共有せよ。
二位となるのは「死」である。
リクルートで起業や経営を学び、成功する「リクルートの遺伝子」を持った人々の活躍が続いている。
彼らの原動力となっている江副浩正氏の「起業家精神」とは何か。
リクルートの遺伝子たちはなぜ、これほどにも強いのか?
企業を拡大発展する極意と受け継がれるDNA……成功した戦略、失敗した戦略、本書にはベンチャーの全てがある!
まとめ
以上、今回はリクルートへの転職面接対策と質問例のシェアでした。
リクルートについては各社考え方の根底は一緒で、以下が対策のポイントかと考えています。
- リクルートコミュニケーションズの対策に挙げた4つのポイントに沿って経験を整理する
- 自己分析をした後「なぜ?」を繰り返し深掘りする
- リクルートの「何故この会社なのか」をしっかりと言えるようにする
なかなか自分の思考・経験を整理できない人は自己分析にマインドマップを使ってみることもおすすめです。
以下の記事にまとめていますので、今回の想定質問と合わせて是非参考にしてみください。
