カンホンです。
先日仕事で英語プレゼンの機会があり、社長を始めその他多くの社員が見る中での大事な発表だったので、事前に100回練習して無事成功させました。
これまでもアメリカ留学中や仕事において英語プレゼンの機会はあったのですが、100回も練習したのは初めてでした。
今回は、そんな私の英語プレゼン100回練習において、回数を追うごとに感じた上達と自信・心持ちの変化についてのレポートです。
英語プレゼンは誰しもが緊張すると思います。
それでも100回練習すれば誰でも乗り切れると感じたので、英語プレゼンを控えている方は是非本記事を参考に出来る限りの準備をしてみてください。
- 仕事・学校で英語のプレゼンをしなければならない
- 英語でプレゼンをすることがとても不安である
- 自信を持って英語のプレゼンができるようになりたい
始めに:英語プレゼンと自分の付き合い歴史
始めに私の英語プレゼンとの歴史をシェアします。
今ではそこまでの恐怖を感じなくなったものの天才的に上手く喋れるはずもなく、ひたすら練習するおかげで毎度乗り切っている凡人です。
学部時代の英語プレゼンからの逃亡
まず最初に私と英語プレゼンとの出会いを振り返ると、10年以上前の大学の英語の必修クラスにまで遡ります。
大学入学の際のペーパーテストの成績が良かったばかりに、私は周囲が帰国子女や留学経験者ばかりのクラスに割り当てられていました。
今なら「レベルの高い環境に入れてラッキー!」と思えそうです。
しかし当時は自分のできなさがとても恥ずかしかったため、練習することすらせず期末のプレゼンから逃げるという幼い行為をしていたのでした...。

アメリカ留学時代にプレゼンをめっちゃ練習
そこから社会人を経てアメリカの大学院に留学した際は、
- 何事にも準備すること大切さ
- 日本語でも苦手なプレゼンを英語でするための練習が必須であること
を理解していたため、クラスでの発表の前は何度も何度も繰り返し、スクリプトを暗記するくらい練習をしました。

スタートアップでのインターン時代に「プレゼン練習100回」ボスとの出会い
そして、アメリカから一時帰国中の2016年の夏に都内のスタートアップでインターンをしていたのですが、そこでの自分のボスが、
「大切なプレゼンの時は公園に行って100回くらい練習する」
と言っていたのに大変共感します。
自分もアメリカ留学中の教訓から「めっちゃ練習する」を信条としていたので、改めて事前準備の大切さを確信します。
その後仕事の大事な英語プレゼンの前に、本当に100回練習を試してみようと思った
その後仕事などで英語プレゼンの機会は多々ありました。
しかし、いつも100回くらい練習しようと思って準備はしてきたものの、実際100回を数えたことはありませんでした。
そこで、今回自分の仕事での機会においてインターンのボスのように本気で100回練習して、その境地に達してみようと思い実行に移したのでした。
ちなみ上記でも少し私のバックグラウンドに触れましたが、今回の前提として改めて以下に私の英語経験等を記載しておきたいと思います。
- アメリカの大学院に2年間留学の経験有り(英語プレゼンも何度もやってきた)
- 前職で海外メンバーとのプロジェクトをいくつも経験し、英語で仕事をすることに問題はなし
- この時点で持っていたテストスコアはTOEIC955点、IELTS Overall 7.0
英語プレゼン自体はこれまでもやってきており、そこそこ生きていける英語力は身につけてきたつもりです。
それでも純ジャパ育ちであることからも、準備なしではスムーズに話すことなど到底できないという意識で毎回全力を出して取り組んでいます。
英語プレゼン練習100回達成までの道のりとその記録
ここからは、英語プレゼン100回練習到達までに、自分が10回ごとに正の字を書きながら記録したプレゼン練習による効果を記していきたいと思います。
あくまで個人的な感想ですが、「英語のプレゼン練習はどれくらいやるべきか」と疑問を持つ人は参考にしてみてください。
ちなみにプレゼン時間は5分で、その発表の場は制限時間には厳しかったので、毎回時間を測りながら練習していきました。
またこの100回は土日休日を含めた4日間でゴリゴリやって到達しました。
10回終了
- とりあえずスクリプトを声に出して読み上げ、時間や表現確認しながら内容の修正を行なって回を重ねました。
- スクリプトは一回作っても声に出してみると案外響きが良くなかったり、時間の過不足があるので、この最初の10回で大体内容を決めるくらいで読みました。
- あわせてスライドも確認し、必要あれば構成や文言を変えるなど修正を行なっていきます。
20回終了
- 引き続きスクリプト・スライドの内容を確認しながら読み、ほぼほぼ内容を確定します。
- 最初読むことから始めても、20回近く読んでいると内容を頭に覚え出して、スクリプトチラ見で大体話せるようになってきます。
30回終了
- 30回に近くなると頭に内容がほぼ入り、スクリプトを見ないでもプレゼンできるようになってきます。
- たまに突っかかることもありますが、正直この程度でほとんどのプレゼンでは十分に耐えうるレベルかと思いました。
- そしてここらで飽き始めました。笑
40回終了
- ここからスクリプト読み上げと、スクリプトを全く見ないでのプレゼン練習を交互に繰り返し練習していきました。
50回終了
- 正直もうこのくらいで練習はいいのでは...?と思います。
- しかし時間内に十分な内容を確実にプレゼンしたかった、また極度の緊張で頭が真っ白になった時のために、完璧に暗記するくらいまでスクリプトを確認しながらの練習も続けました。
- その中で細かい表現を修正したり、抑揚や切りどころ、スライドをめくるタイミングまで意識するようにしていました。
60回終了
- 頭にほぼ完璧に内容が入り、口からも淀みなく言葉が出てきます。
- もうそろそろやめたい...と思っていたものの、今回の目標は100回だったので無心で続けました。笑
70回終了
- ここまで来ると確実にいいプレゼンにできるという自信・余裕が生まれます。
- 自分が突っかかりやすいところだけ何回か繰り返して練習します。
- 練習しすぎて若干早口になりそうなことに気が付いたので、この辺りでゆっくりハッキリを喋ることを意識し出しました。
80回終了
- 身振りなども交えながらほぼ淀みないプレゼンができるからもう本当にここらでいいかなと思いつつ、あと20回くらいなのでとりあえず練習することにしました。
90回終了
- 「あとは本番でこの練習でやったことをただ再現するのみ」という気持ちに。
- あとは逆に予定と違うことを言ってしまった時や詰まった時を想定して、違う言い方ができるか=リカバリまで想定して練習しました。
100回終了!!!
- 自分にお疲れ様でしたと言いました...。
- 細かいところは気にせず、とりあえず自信を持ってノドから声張って話せばいける、というなんともシンプルな結論に至りました。
英語プレゼン100回練習の成果を本番で発揮&その効果は?
結局100回練習にどれくらいの時間をかけたかですが、以下の通りです。
- 5分のプレゼンを100回練習したので、計500分
- 内容修正時間なども含めたら確実に600分、計10時間
プレゼンの結果については、予定よりとんでもなく緊張したものの、ほぼ時間通りに伝えるべきことを完璧に伝えることができました。
また、終了後様々な人から「良かったよ」と声をかけてもらうことができました。
私が今回100回の英語プレゼン練習を通じて感じた効果をまとめると以下の通りです。
- 100回も練習すると確実に頭に内容が入っているので、自信を持ったプレゼンができる。
- 喋るべきことは口から勝手に出てくるので、喋りのスピード、視線や身ぶりを気にする余裕ができる。
- 上記により、総じて見ている方からすると非常に落ち着いた印象のプレゼンになる。
- 練習⇄修正のサイクルを通じて自分の英語表現力が上がり、スピーキング力が向上している。
おそらく100回までやらずともこれらの効果を感じることはできると思います。
しかし、100回も練習すればおそらくどんなに英語プレゼンに自信のない人でも乗り切れる力が生まれてきます。
結局英語プレゼンができないと思うのであればやることは一つしかなく、圧倒的な練習・準備をするのみです。
そしてその練習量の目安としては、100回やればまず間違いなく精神的にも準備OKの状態になると感じました。
一つの目安としてご参考にしていただければと思います。
まとめ
今回は私が英語プレゼンの練習を100回した結果のレポートでした。
もちろん「自分の英語レベルによって練習が必要な回数は変わるのではないか」という意見もあるかと思います。
それはその通りですが、「100回練習すれば、現在の自分のレベルで可能な最高のプレゼンができる」というのが私の今回の趣旨です。
正直100回を実際にやってみると結構辛いです。笑
しかし、やり切った時間違いなく自分の成長が実感できます。
英語プレゼンを控えて毎回不安になる方は、本記事を参考に是非100回練習を試してみてください。