【結局は努力】20代&30代のキャリアの作り方 by テラスハウス

カンホンです。

NetflixでテラスハウスTOKYO2019-2020を毎週楽しく見ていたところ、第2回でメンバーの中で真剣なキャリア構築に関するトピックが上がりました。

キャリアに悩める30代代表の私としてはとても考えさせられる内容であったので、今回本件についての自分の考えをシェアをしたいと思います。

こんな人向けの記事
  • 将来のキャリア構築に悩む20代&30代
  • 自分のキャリアの方向性を決めきれていない
  • キャリア云々よりもとにかくテラスハウスが好き

 

「テラスハウスTOKYO2019-2020」でのキャリアに関する議論

テラスハウスTOKYO2019-2020第2話のタイトルは「Tempura Incident」です(正直「は?」となります。笑)。

このタイトルの元となる出演者の会話にはそれぞれのキャリア観が表れており、自分にとってかなり考えさせられる内容でした。

事件は夕食での以下のやりとりに始まります。

KENJI

SHOHEIはモデルなの?
僕は台湾でモデルやらしてもらってました。日本だと役者の仕事の方が多いです。まあ、でも他にも色々やってるんですよ。

SHOHEI

そしてSHOHEIの活動の話が続きます。

友達のバンドのPV作成、歌詞を書く、小説にもチャレンジしてみたり、役者以外のことも同じモチベーションでやりたい、などなど。

そこでHARUKAが一言。

HARUKA

でも本当は何がやりたいの?
(一瞬ギクッとした様子を見せ)本当に何がやりたいとかないんだよね。

SHOHEI

ここでみんなが「ん?」と思い始める様子が伺えますが、SHOHEIは「色々やりたい」自論を語り続けます。

そこに納得しない顔のHARUKAが率直な意見をぶつけます。

HARUKA

でも、他人には言わない方がいいと思う。「あれもしたいこれもしたい」って言ったら、なんか「何でもやりたい人なんだ」、芯がないように思われるよ。
でもそういう奴ら、もう死んでくからよくない?専業しか認めないみたいな奴ら年老いていくから。

SHOHEI

と強気な発言が出た後、一旦は話題が横にそれますが、HARUKAがキャリアの話を再度持ち出して議論がまた白熱します。

他のメンバーのキャリア観についても共有され、最後にはSHOHEIは自分が専業でいけない理由について次のような例えを用いてこの件が終わります。

天ぷらすげえ好きだけど、毎日食ったら気持ち悪いなっていう。(笑)

SHOHEI

HARUKAは全く納得しないものの諦め模様、スタジオの山ちゃんはこれを聞いて自分の仕事・生き様を否定されたかのように感じブチギレます。

 

可能性は一個に絞らなくてもいいが、手の広げすぎには要注意

HARUKAが言うように言い方に問題はあるかもしれませんが、SHOHEIの言いたいことは正直よくわかります。

自分もどちらかと言うとそっちよりで好奇心旺盛なタイプなので、これまで興味あることはとりあえずやってみる人生でここまで来ています。

個人的な意見としては、

  • 自分が何をしたいかわからないうちはそれでもいい→色々やってみるべし
  • そのうち何か他のものより時間を使いたいと思うものがきっと出てくるはず

と考えていて、気になったものからとりあえず色々手をつけてみてOKだと思っています。

SHOHEIは自分が一個のものに絞る感覚がわからないと言っていましたが、一個だと思えるものに出会えてないだけの可能性もあります。

その意味では、色々やってみて合うものを探す事は、最初から一個に全力を割いて、あとで「やっぱり違った」と思うより良いという見方もできます。

しかし、色々なことに手を広げることで一つのものからなかなか成果・成長が見えないことで辞めてしまう、中途半端に終わる確率も高いです。

(実体験からもそうです。)

なので、可能性は一個に絞らなくてもいいと思いますが、手の広げ方には注意が必要です。

 

色々手がけて高みを目指すのなら、まず一点極めてからの方が効率がいい

キャリア構築の戦略においては、錯覚資産ハロー効果の考え方が非常に参考になります。

詳細は以下のレビュー記事で言及をしました。

【書評】『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 by ふろむだ

例えば、TVタレントがそれまでのキャリアとは一見関係のないような自分のビジネスを始めたり、全く違う業界に入って成功することがあります。

それは彼等が時間を掛けて築き上げた「資産」があるからこそです。

一つのことをかなりのレベルにまで高めてそれを周知させることで、錯覚資産・ハロー効果によりその後その人がやることが何であれ成功率が高まります。

このテラスハウスの話の例で言うと、

SHOHEIが役者としてのキャリアにまず時間を割き有名になってからの方が、その他の彼の活動も成功しやすくなる

ということです。

ただ、彼にはそのような高みを目指すまでの気持ちがあるかはわかりません。

それよりは自分が楽しいと思う生き方をしたいというのであればそれでも全然いいと思います。

ちなみに多少観点は異なりますが、与沢翼さんの『ブチ抜く力』でも一点集中を推奨しています。

【書評】『ブチ抜く力』 by 与沢翼

正直私はやることを一時的にでも完全に一つに絞るリスクを取れていません。

なので、このような考えを理解はしているものの、エッセンスだけを取り入れることにしています。

 

折衷案:優先順位を決めて、100%+αの努力をする

では、可能性を一個に絞らず、かつ手を広げ過ぎずどうキャリア・人生を作っていくかについて、私の場合は以下の3点を意識しています。

  • 優先順位を決める
  • 優先順位の低いものは特にすぐに効果を求めず淡々と続ける
  • 無駄な時間をできるだけ削り日々120%以上のインプット・アウトプットをする

具体的には、日々以下のような力の入れ方・時間の割き方で生きています(100%=8~10時間・集中が持つ時間とします)。

  1. 仕事(メイン):100%
  2. トレーニング:10~15%
  3. 英語:5~10%
  4. ブログ:5~10%

時間を使えばいいというものでない場合もありますし、大きな時間を割いていないものは特に短期間で効果を求めず淡々と続けるのみです。

そして一番のポイントは、

  • 一つのことに対しては100%の力を尽くす
  • 合計が100%を超える(つまり+αで頑張る)

ということです。

日々の無駄な時間を省き、一つ一つの生産性を落とさずどこまで集中して個々のアクティビティに力を投入できるかが勝負です。

仮にSHOHEIの考え方は以下のような感じだとしましょう。

  1. 役者:30%
  2. PVを撮る:20%
  3. 歌詞を書く:20%
  4. その他何かを書く:30%

その他はだらだら・ケータイをいじっているとしたら、それぞれの道で100%の人に勝つ何かを得られるはずがありません。

100%+αがあるからこそ、スキルの掛け合わせが生きて面白い人間になれるのだと考えています。

ちなみに私はトレーニングも英語もブログも趣味の延長で、現在低い割合にとどめています。

しかし、これが目に見えて育ってきたところで、もしかしたら力の入れ具合は変わってくるかもしれません。

何れにせよ、結局はシンプルに「100%以上の努力すべし」ということがここでの最も重要なメッセージです。

 

まとめ

たまたま見ていたテラスハウスで、悩める20代・30代から最近のホットなキャリアの話題があり今回シェアをしました。

改めてポイントをまとめると以下の3点です。

  • 可能性は一個に絞らなくてもいい。けど、手の広げすぎには要注意
  • 複数のことを手がけて高みを目指すのなら、まず一点極めてからの方が効率的
  • 折衷案は、優先順位を決めて100%+αの努力をすること

100人いれば100通りのキャリア・人生があると思うので、参考程度にしていただければと思います。

最後に、繰り返しになりますが、私はSHOHEIの考え方は理解できます。

そのような生き方を心地良く実現するのに必要なことは、HARUKAが言っていたように人への見せ方と、100%以上の努力です。

テラスハウスがまさかの自分への戒めにもなったので、人生の優先順位は考えつつ、引き続きやるべきことをひたすらフルパワーで継続していきます。