【英語多読|書評】『The Other Side of Midnight』 by シドニー・シェルダン

カンホンです。

シドニー・シェルダンの『The Other Side of Midnight』を読了したので、レビュー記録をシェアしたいと思います。

彼の作品の中でもボリュームのある部類で、きっちり1日10ページずつ読んでいたので2ヶ月近くかかりましたが、読みきった後の充実感がある本でした。

こんな人向けの記事
  • 英語の多読にお勧めの教材を探している
  • シドニー・シェルダンの作品に興味がある
  • 生きた英語を楽しく勉強したい

 

『The Other Side of Midnight』の概要

A gripping, glamorous novel of scorching sensuality and heart-stopping evil.

A beautiful French actress whose craving for passion and vengeance takes her from the gutters of Paris to the bedroom of a powerful billionaire; a dynamic Greek tycoon who never forgets an insult, never forgives an injury; and a handsome war hero lured from his wife by another woman.

From Paris to Washington, Hollywood to the islands of Greece, The Other Side of Midnight is the story of four star-crossed lives enmeshed in a deadly ritual of passion, intrigue and corruption.

舞台は第二次世界対戦前後のヨーロッパとアメリカで、シドニー・シェルダンお得意の壮大な復讐劇です。

フランス人女優のNoelleとアメリカ人秘書Catherineのエピソードが交互に展開され、アメリカ人パイロットのLarryを通じて二人の運命は交差します。

そして、最後は皆が破滅に向かいます。

 

『The Other Side of Midnight』の英語多読おすすめ度

『The Other Side of Midnight』の評価
英語の難易度
(3.0)
話の面白さ
(3.0)
背景知識からの学び
(3.5)
総合評価
(3.0)

かなりの分量があるので、読み切った後は英語の読解力向上とともに読了できた満足感を感じられると思います。

シドニー・シェルダンお決まりのストーリー展開・読みやすさや、復讐劇のハラハラ感からどんどん読み進めていけます。

多読向けの教材としては文句なくお勧めできます。

ただ、最後の結末としては結局皆が不幸になる話で個人的には何とも後味が悪いものでした...。

またアダルト表現多めで不快になる方もいるかもしれないので、取り扱いは要注意です。

(そういえば、私の高校は男子校で、その昔性描写が強めの洋書を教材として配ることで、生徒が辞書片手に必死に読んで勉強したらしいです。笑)

レベルとしては他のシドニー・シェルダンの作品同様、英語中級者であれば流れに乗って読めるかと思います。

 

ピックアップ表現

『The Other Side of Midnight』に出てくる表現・フレーズで気になったものをピックアップしています。

‘You’re a lesbo.’

Catherine stared at her, unbelievingly. ‘I’m a what?’

‘A lesbian, baby.'

lesboはlesbianを蔑視した言い方です。

"I’m a what?"は「私が...何だって?」という感じでしょうか。

The driver chattered as they drove, but Noelle did not hear a word he said. She was drinking in the sights of her city.

「街の光景を飲んでいた」→街の光景を体全体で取り込んでいる・頭に焼き付けているようなNoelleの姿が目に浮かびます。

It’s funny. Everybody at school had you wrong.’

Wrong. No one at school’s had me.’

「学校の皆が間違ってるよ」という言葉に対して、それすら間違っているという上手い返しだと思いました。

‘You know I’m in love with you.’ ‘And I love you,’ she said warmly. Semantics, she thought. The difference between ‘I love you’ and ‘I’m in love with you’ was a bridgeless chasm.

"I’m in love with you"と"I love you"の間には大きな溝があります。

"I’m in love with you"と言われても同じように返せない彼女の気持ちが伝わってきます。

Catherine said, ‘I don’t think I’m cut out to be a mountain climber. Could we go back now, darling?’

cut out toは「〜に向いている」「〜に適している」という表現です。

これは結構ネイティブが使っているのを聞きますが、知っていてサラッと言えると「おっ」となるかもしれません。

 

まとめ

個人的には誰かしらがハッピーエンドで終わるストーリーが好きなのでこの作品については少しモヤモヤが残るところはあります。

また、分量に関しては他のシドニー・シェルダン作品に比べてかなり多いです。

シドニー・シェルダンをまだ読んだことがない人であれば、この作品ではなく他のもう少し軽い作品から始める方がいいかもしれません。

一方、英語の力をつける意味で多読教材としてはお勧めできるものです。

本作品を読み切ることで英語力は確実に向上するので、興味がありましたら是非挑戦してみてもらえればと思います。