大学4年間という期間は人生の中でも非常に貴重な時です。
自分で自分のやりたいことを決め、4年間という時間を自由に使うことができます。
そんな大学期間を有意義に過ごすことは、その後の社会人生活・人生を確実にスムーズにします。
今回は、時間のある大学生の時にやっておくと社会に出た後に間違いなく良いと思うことのシェアです。
特に過去の自分のように将来に不安しかない文系学生に向けて書きます。
- 大学生活をどう過ごすか悩んでいる
- 大学でやりたいことがコレと言ってない
- 社会に出て役立つことを大学時代にしておきたい
将来不安な文系大学生のやるべきこと①:英語の勉強
文系の大学生は確実に英語を勉強しておくことをおすすめします。
今のおじさん世代は英語ができるだけ凄かったですが、今後は英語ができないとヤバイ時代です。
すぐに喋れるようになれとは言わないので、文系大学生は皆基礎力としてTOEIC800点くらいはせめてとってください。
以下の記事で勉強法を記載しているので、そちらも参考に。

そしてその先の目標としては、是非TOEIC900点を目指してみてください。
このテストの点数を持っているだけで就活での評価は一段違うものとなります。
普通の就活をしなかったとしても、それだけの語学力は必ず後の人生の助けになります。
仮に英語が話せなかったとしても、900点程度の基礎的な学力があればその後会話力を身に着けることはそれほど難しいことではありません。
点数が低い人たちに比べて圧倒的に会話力の向上スピードは早いです。
平均的な日本の大学受験を通ったレベルからの勉強であれば、TOEIC900点への到達には1,000時間程度の勉強が目安かと思います。
(もちろん現時点での学力にもよります。)
1,000時間がどれ程かというと、
- 1日3時間で1年
- 1日1.5時間で2年
くらいの勉強量です。
私は英語は人生の可能性を大きく広げるツールだと考えています。
大学4年間の中でそれだけコツコツと地道に勉強を続けていることで、卒業後の人生で「英語を勉強しておいて本当に良かった」と思うことになります。
また、可能であれば1年程度英語圏への海外留学を経験しておくこともお勧めです。
もちろん英語力の向上も大きな目的の一つですが、それ以上に異国の地で苦しみながら生きる体験はその後の人生における大きな財産となります。
私は大学時代にやりたいことが見つからずとりあえず英語小説を読み耽っていました。
そして、それによって得た英語の基礎力がその後のアメリカ大学院留学や外資系企業での経験に繋がりました。
学生時代に「とりあえず」でも英語を勉強をしておいて本当に良かったと思っています。
文系の大学生は、何よりもまず英語をやりましょう。
英語ができるとできないでは、将来の選択の範囲は倍に、稼げる賃金も1.5倍くらい変わります。
将来不安な文系大学生のやるべきこと②:プログラミング
今後プログラミングがビジネスパーソンの必須教養としてますます根付いていくことは間違いありません。
文系の大学生でも時間があるうちにプログラミングの基礎を身につけておくことで社会人になって慌てずに済みます。
私は新卒で文系エンジニアとなりましたが、学生時代に既にコードを書いていた同期とは雲泥の差がありました。
その道で彼らと張り合っていくことが全くもって無理だと悟りました。
しかし、そこで得た基本的なIT知識やプログラミングスキルはその後のキャリア構築のバックボーンとなっています。
私は社会人一年目での経験となりましたが、学生時代にプログラミングを経験しておくことは間違いなく社会に出た後のキャリアの選択肢を広げます。
学生時代にプログラミングにハマり、それで食べていけると思えば就活などせず自分の腕一本でお金を稼ぐ道もありだと思います。
一方、日系でも一部の企業では新卒にしては破格の報酬を出しているので、そのような場所で働くチャンスも生まれます。
- サイバーエージェント:【エキスパート認定】最低年俸720万円~(60万円/月~)
- LINE:【技術職】固定年俸528万~
- Yahoo Japan:【エンジニアスペシャリストコース】想定標準年収650万円〜
- DeNA:【エンジニア職AIスペシャリストコース】年俸600万円〜
※2019年5月時点
プログラミングのスキルに加えて英語力を身につければ外資への道も開けますし、待遇はさらに良いものになります。
自学でコツコツと学習するのも良いですが、プログラミングスクールを利用して短期集中で基礎を固めてしまうとその後の学習がスムーズにいくと思われます。
夏休みなど長期の休みであれば通学形式でも良いですし、授業等で忙しければオンラインで進めていけるような柔軟なスタイルが良いでしょう。
以下の記事でおすすめのオンラインスクールをまとめていますので、参考にしてみてください。

勿論多少のお金は必要ですが、身を切ってプログラミングを学ぶことは間違いなく将来に繋がる投資です。
自分の時間と交換にお金を得る誰でもできるようなバイトをするのであれば、
- 短期で集中してプログラミングを学ぶ
- スタートアップ企業等でインターンをして経験+お金を得る
- 社会に出た時に初めから他の人より遥かに優位なポジションを築く
というような選択をお勧めします。
将来不安な文系大学生のやるべきこと③:社会で直接役立たなそうなことへの没頭
英語&プログラミングとここまで実用的なものを挙げてきましたが、最後にもう一つ選ぶとすれば、何でも良いので、
自分の興味のある、社会に出て「直接生きなそうなこと」
に敢えて時間を使ってみると良いかと思います。
社会人になって必要な知識・スキルを挙げれば正直キリがないです。
必要なものは必要になった時に必死に勉強することになると思うので、あれもこれもと学生のうちに手を出さなくて良いかと思います。
それよりは学生のうちの、時間がある時だからこそできることに時間を割いておくと後で良かったと思うことが多い気がします。
例えば、歴史・文学・哲学などが好きだったとしても、優先すべきことが他にたくさんある社会人になってから時間をとって勉強することは大変です。
正直なところ、英語&プログラミングまではゆくゆくは誰しもがやることになり、それらだけで人との差別化は難しくなると思っています。
そこから「自分ならではの個性」を出すのは、+αの自分が好きなこと・興味のあることです。
私は大学時代国文学を先行しており、今それが何か直接に役立っているかと言えばハッキリ言ってわからないです。
が、あの時に読んだ様々な本から吸収した教養は、私が気づかないところで現在の私の考え方や表現の基礎になっていると考えています。
また、英語力の話をすると、世間にはTOEIC950点以上の人は探せばそこそこいると思います。
しかし、私のように英語に加えてウェイトトレーニングも好きで、Big3で500kgを超えるTOEIC950点以上の人の数はグッと減ると思います。
私はどちらも一流の人達に比べればまだまだですが、
組み合わせることで「こいつ面白い」という印象を人に与えることができる
↓
それにより人と繋がる
↓
仕事へ繋がる
といったケースもあります。
時間のある大学時代だからこそ、社会に出て直接は役に立たなそうでも好きなことや興味のあることを地道に育ててみてください。
それが社会人になって思わぬところで(時には自分で意識せず)役立ったりするものです。
まとめ
今回は「大学生時代に取り組むと社会に出て良い思いをするであろうこと」として、以下の三つを挙げました。
- 英語の勉強
- プログラミングの習得
- 社会で直接役立たなそうなこと(自分の好きなこと)
将来のために学生時代に何をすべきかについては、学生時代のうちにわからないという人は多いと思います。
そんな人でも、上記三つはとりあえずやっておくことで後で必ず良かったと思うことになるはずです。
もし3の「自分の好きなこと」がないかもと言う人も、
- なんとなくバイトする
- なんとなくスマホをいじってゲームする
- なんとなく友達と遊ぶ
などなど、これらの「なんとなく」→「本気で」に変えてみるだけで、得ることがあるもしれません。
大学生に使える時間はいくらでもあります(「あった」と私は非常に後悔をしています・・・)。
今回のシェアを参考に、学生生活をできる限り有意義なものにするための過ごし方を是非考えてみてください。