私は今でこそ見知らぬ他人に話しかけたり、人前で話すことをなんとかこなせるようになってきましたが、根はとんでもないコミュ障です。
普段の生活では「コミュニケーション取れません」なんて言うと仕事を失うのでなんとか隠していますが、話すことは今でも苦手意識を持っています。
そして喋るより文字で表現する方が遥かに心地いいのでブログをやっています。
しかし、私と同じように喋りが苦手な人でも、時間をかければ誰でも必ず相手からの評価は改善はできます。
今回は20年以上「コミュニケーション能力が低い」と自覚してきた私がその改善方法をシェアします。
- 人との会話が苦痛である
- コミュニケーション力の低さを改善したい
- 人前で堂々と話せるようになりたい
コミュニケーション能力が低い対策①:【事前】一人で喋る練習
話すことが下手・苦手な一番の原因は、話すことに慣れていないからです。
もっと言うと、話す以前に口を動かすことも慣れていないので、急に話そうとした時に口が回らないことが原因になります。
コミュニケーションスキルの第一段階は自分が発せることだと考えており、自分が話す力に難ありだと思うのならば、まずはとにかく、
お経を唱えるように何度も一人で日本語を発する練習
をお勧めします。
日本人が日本語会話の練習をしてはいけない理由はなく、一人でも練習をすると驚くくらい実際のコミュニケーションやプレゼンで効果が出ます。
私がスタートアップでインターンをしていた時のボスは「大事な商談やプレゼンの前は100回くらい練習する」と言っていました。
私は、人から「話すのが上手い人」思われる人には二種類いると考えています。
- 天性の才能で言葉が口から淀みなく流れ出し論理的に話せる人
- 話し上手でないことを自覚し、人の見えないところで圧倒的な努力をしている人
私が出会ってきた「話すのが上手い人」の多くは実は後者でした。
喋りは再現性のあるスキルです。
苦手だと思っている人も、人に話上手だと思われることは地道な訓練を重ねれば必ずできます。
これは人前で話すような場合に限ったことではなく、人と会う予定があるのなら、そこでの何気のない会話のために準備をしても良いと思います。
コミュニケーションはそれが発生する前にどれだけ準備ができたか・経験値が溜まっているかの勝負です。
コミュニケーション能力が低い対策②:【最中】相手の目をしっかりと見る
- 喋り口調はたどたどしくも自分の目をしっかりと見て話す人
- 喋りは多少上手くても話している最中に目を合わせない・目が合うと逸らす人
あなたはどちらの人により信頼をおけるでしょうか?
相手の目を見ずに話さすことは「コミュニケーション能力が低い」と見られる大きな原因です。
何でこんな簡単そうなことを敢えて挙げるかというと、できていない人が(自分も含めて)意外と多いからです。
人は目を逸らされると、相手が自信が無さそうに見える・何か隠している・本当のことを言っていないような印象を受けます。
人と目を合わせることが苦手な人がいることは理解しており、心地良くないかもしれませんがこれも訓練と慣れです。
具体的な方法としては、例えば、
- 自分が何秒相手の目から視線を逸らさずに耐えられるかカウント
- それを毎回1秒でも長くできるように意識していく
といった方法を地道に行うことで、段々と改善されていきます。
自分としてはコミュニケーションを取るのが苦手だと思っていても、
「相手にそのような印象を与えなければOK」
だと考えていて、そのために相手の目を見るということは特に重要なポイントです。
ちなみに就職面接はその結果が明らかになる際たる場所で、話している内容以上に自分の振る舞いや相手に与える印象が結果を大きく左右します。
目を見て話せなかったらまずアウトです。
しかし、これも意識がけ次第で必ず矯正できます。
コミュニケーション能力が低い対策③:【事後】次回に生かす姿勢
事前にしっかりと準備をして、自信有り気に相手の目をしっかりと見て喋るところまで来たとしましょう。
しかし、自分のちょっとした発言に対して後になって、
「あーなんであんなこと言ってしまったんだ・・・」
と、ひたすらウダウダ悩むのがコミュニケーションレベルの低い時に起こることです。
特に自分が気になっている「可愛い女の子」「憧れの人」など特別に近づきたい人に対しての場合は本当に夜も眠れなくなるくらい悩まされます。
(コミュニケーション能力が低い人の体験談です。)
これが無駄である理由の一つとしては、相手は自分が思っているほど気にしていないことが多いからです。
そこでフォローするための連絡などを入れたりすると、相手としては「?」となるだけでなく逆効果として弱々しさが見えます。
そしてもう一つの、より重要な理由は、悩むだけではそこから何も生まれないからです。
気にするのであれば、ノートに書き残して、こう言うべきであったと言う模範解答を用意して次に同じようなシチュエーションに備える方が現実的です。
ただ悩むだけは時間を浪費するだけで何の改善にもなりません。
もちろん、自分の発言に意識を向けているのは良いことだと思います。
しかし、重要なことはそれがさらに良くなるものにするためのアクションに繋げ、既に発してしまったものに頭を悩ませないことです。
人生の中では死ぬ以外はいくらでも失敗して良いですが、大事なのはそれを修正して次に繋げることです。
これをまた就活に例えると、
「あーさっきの面接ダメだった・・・」
と引きずることは時間の無駄なのです。
そうではなく、
「次のチャンスのためにどう軌道修正するか」
「どう失敗を生かすか」
を考えることに意識を集中させましょう。
まとめ
私は「コミュニケーション能力が高い」旨の客観的評価を受けることも大人になり増えてきました。
しかし、人生の始めの20年間くらいはとんでもない低コミュ力でした。
今でもマインドは正直変わっていないのですが、
- しっかりとした準備
- 目線を中心とした話す際の自分の印象
- 失敗を気にせず次回に生かすこと
この3つを徹底して意識し場数を踏むことで、嫌々なコミュニケーションの機会さえも何とか乗り切れるようにはなってきました。
繰り返しになりますが、話すことは再現性のあるスキルで開発が可能なものです。
今苦手でも必ず改善できます。
そんな地道なことからと思うからもしれませんが、まずは一人で何十回何百回と練習することから始めてみてください。