高校の部活のメンバーの同窓会で、久しぶりに会った友達から自分が今だにほぼ毎日ウェイトトレーニングを続けていることを驚かれました。
「その習慣は大事にした方がいい。できるのが当たり前ではないから」
と彼に言われ、自分としては意識せずに続けてきたことが他の人にとっては「普通でない」ことをこの時改めて感じました。
今回はそのような「続ける力」についてのシェアをしたいと思います。
- 自分にはコレと言って誇れるものがない
- 人より一歩抜きん出たい
- やる気はあるものの勉強やジム通いが続かない
「続ける力」は立派な能力:気づけば勝手に周りがいなくなる
「その習慣は大事にした方がいい。できるのが当たり前ではないから」
こう言った彼は自分と高校バスケ部活の苦楽を共にしたメンバーでした。
高校時代に個人練習やトレーニングを熱心に行なっていた彼の過去を私は知っています。
なので、彼がもう一度やろうと思えば必ずできると思うのですが、そのやる気にはなかなかならないようでした。
彼は自分からすれば当時はスタープレイヤーで、自分より高い運動能力を持ち、遥か先にいました。
しかし、大学でも部活を続けた後、社会人になってからはぱったりと運動・トレーニングをやめてしまったようでした。
一方の私は高校時代は人一倍練習したものの芽が出ませんでした。
その後、社会人になっても本気で続けてきたことでようやくチャンスを掴み、実業団リーグやアメリカでのバスケ挑戦にたどり着くことができています。
私は自分の過去を知る人たちから、現在の自分について驚かれる度に、ドラマ「リーガルハイ」であった以下の一節を思い出します。
そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして見つけるものなんだよ。俺だって天才なんかじゃない。誰よりも必死で働き、階段を1つ1つ、踏みしめてきただけだ。振り向いたら、誰もついてきてない。怠けた連中がふもとでこうつぶやく。「あいつは天才だから」冗談じゃない!ゆとりで育ったのんびり屋どもが、本当に嫌いだ!俺より時間も体力も感性もあるやつが、何で俺より怠けるんだ。だったらくれよ、無駄遣いするんだったら俺にくれ!もっともっと作りたいものがあるんだ。俺にくれ!
自分は決して天才ではなく、それをしっかりと自覚しているからこそ「続ける」ことができているのだと思います。
これはトレーニングに限った話でなく、勉強や仕事のための「続ける力」もそうです。
私が休日に勉強や仕事をしていると言うと「まじか」「意識たけーな」という人がほとんどです。
自分としては当たり前のルーティンを続けているだけで、気づけば周囲に誰もいなくなっていることに気がつきます。
こういう記事を読んでいる人は自分を奮い立たせて「もっと頑張らなきゃ」と思っている人が多いと思います。
が、実は社会人になってそんなことを考える人は実はほんの一部です。
なので「人より才能が無い」「出遅れた」と若い時に思っても、その後自分より前にいた人達に追いつく・頭一つ抜けるチャンスは大いにあります。
「続ける力」さえあれば人生の多くのことは達成できる
上記で述べたことをまとめれば以下の通りです。
- 「続ける力」は強みになり得る
- 何も才能に恵まれない人でも続けていれば勝機ある
続けさえすれば得られるもの・達成できることはこの世にはたくさんあります。
自分の場合、周囲にわかりやすいものとしては、「続ける力」で以下のようなことを達成しています。
- 英語:TOEIC950点以上
- トレーニング:Big3で500kgオーバー
これは過去数年間毎日「歯磨きをするように」続けてきたことで手に入れることができたものです。
世間で「おお!」となりそうなことでも、続けてさえいればいつかは達成できることは多いと思います。
冒頭の彼の言葉では、「続けられることが当たり前ではない」とのことですが、これはコツを習得すれば解決はさほど難しくないと考えています。
人は小さな努力から始めてそれを日々の生活に組み込んでしまうことで、時が経つとそれを努力だと考えず無意識にできるルーティンに変えられます。
人間、やるかやらないか考えることで疲れます。
考えた結果やることで、さらに疲れます。
しかし、考えずに当たり前にやることについては疲れません。
そしてほぼ自動的に毎日続けていることであれば、気づいた時にはそこそこのレベルになっており、世間ですごいと言われることを達成できています。
何度でも言いますが、「歯磨き」と一緒です。
ちなみにその結果達成した人のみぞ知るのは、それが案外大したことがないということです。
(「TOEIC900点」がどれだけすごいものか、持っている人に聞いてみてください。)
達成後「こんなもんか」と思いつつ、次の目標に向かってまた続けていく習慣ができると、人生はとてもいいサイクルに入ります。
挫折・休憩してもいいが、もう一回始めるのが「続ける力」
ここまで言うと、私が当たり前のごとく全てのことを続けてきたように聞こえますが、そんなことはありません。
私は高校時代の反動か、大学時代は勉強もトレーニングもせず、だらだら過ごす・飲む・バイトをするという典型的な堕落生活を送っていました。
その結果当然のごとく就活は思ったように進みません。
それまで割と「頑張って結果を出す」ことができてきた人生でしたが、「頑張らないと結果は出ない」と言う当たり前のことを体験しました。
そこがターニングポイントとなって、再び「続ける」ことを始めた経緯があります。
人間誰しもダラける・休憩する時期はあるものかと思います。
人生の最初から最後まで完璧に生きていける人はほとんどいないはずです。
何度やめてもいいですが、それでも必ず再びはじめることが重要です。
そして続ける期間が徐々に伸びてくれば、少なからず前には進んでいて、成功に向かっていると言えるかと思います。
もし自分が休憩を取りがちだと思うのならば、休憩が少なめな人・続けている人を自分の近くに置くことで対処は可能です。
その人の考え方や姿勢が自分にとって普通となれば、「休んでいる暇はない」と思い、必ず自分を動かす力になります。
何事を成し遂げるのにも重要なのは環境づくりです。
一旦立ち止まっても、周囲を見て「また頑張ろう」と思える環境に身を置いてください。

まとめ
努力する天才に凡人はおそらく勝ちようがないです。
しかし、凡人にとって幸いのニュースは、
- 多くの天才は努力しない
- 努力する凡人もそこまで多くはいない
ということです。
人より続ける、やめないだけで他人より抜きん出る可能性は大いにあります。
私は紛れもない凡人なので、今後も「続ける力」で生きていきます。