【英語多読|書評】『Morning, Noon and Night』 by シドニー・シェルダン

カンホンです。

今回はシドニー・シェルダンの『Morning, Noon and Night』のレビュー記録をシェアします。

彼の作品の中でも易しい部類であるかと思うで、これから多読デビューをしたい人には特にお勧めできる1冊です。

こんな人向けの記事
  • 英語の多読にお勧めの教材を探している
  • シドニー・シェルダンの作品に興味がある
  • 生きた英語を楽しく勉強したい

 

『Morning, Noon and Night』の概要

The Stanford family is one of the most respected in America – but behind the facade of fame and glamour lies a hidden web of blackmail, drugs and murder…

When Harry Stanford, one of the wealthiest men in the world, mysteriously drowns while cruising on his yacht off the rugged coast of Corsica, it sets off a chain of events that reverberates around the globe.

At the family gathering following the funeral in Boston, a strikingly beautiful young woman appears. She claims to be Stanford's daughter and entitled to a share of the tycoon's estate. Is she genuine, or is she an imposter?

本作品は大富豪Harry Stanfordとその一家の物語で、彼の突然の死からその遺産を巡って子供兄妹それぞれのストーリーが展開されます。

ボストンでの葬儀の後に新たにStanfordの娘を名乗る女性が現れますが、彼女の出現により遺産争いは大いに拗れることに。

そして最後はシドニー・シェルダンお得意の意外な結末が読者を待っています。

 

『Morning, Noon and Night』の英語多読おすすめ度

『Morning, Noon and Night』の評価
英語の難易度
(3.0)
話の面白さ
(3.5)
背景知識からの学び
(3.5)
総合評価
(3.5)

本作品についてはそこまで大きな興奮を覚えることはなかったものの、「安定して面白かった」というのが正直な感想でした。

兄妹の個々のストーリーで「なるほど、そう来るか」と言う意表を突かれる場面が多々あります。

誰が黒幕にいるのかを推理しながら読み進めることでこの作品はさらに楽しめるものになるでしょう。

シドニー・シェルダンの作品の例に漏れず読みやすくどんどん進めるので、多読のトレーニングには非常に適しています。

またボリュームがそこまで大きくないので、多読が初めての人でも頑張って読み切れる作品です。

レベル感としてはTOEIC600点前後あれば問題なくチャレンジできるかと思います。

 

ピックアップ表現

以下『Morning, Noon and Night』に出てくる表現・フレーズをピックアップして掲載します。

‘I don’t like the new dishes you bought. Where the hell is your taste …?

「お前のtasteは一体全体どこにあるんだ?」→「どんな味覚してるんだ?」という感じです。

I don’t even need a team, he thought. I could beat those bastards single-handedly. I’m the best damned player in the world He was giggling to himself.

the best damned」は口語で最上級を表す際に良く使われます。

(もちろんあまり綺麗な言い方ではありません。)

私の好きな海外ドラマSuitsでは「the best damned lawyer」という表現が何度も出てきます。

Bob Eastman called Julia in one day and said, ‘You deserve a raise, Julia. You’re doing a great job. You’re one hell of a secretary!’

こちらも褒め言葉としてhellが強調で使われています。

Boston had a strict social hierarchy. The nouveaux riches lived on Commonwealth Avenue, and the social climbers on Newbury Street. Less affluent old families lived on Marlborough Street. Back Bay was the city’s newest and most prestigious address, but Beacon Hill was still the citadel for Boston’s oldest and wealthiest families. It was a rich mixture of Victorian townhouses and brownstones, old churches and chic shopping areas.

ボストンについての記述があり気になったのでピックアップしています。

私が昔ボストンを訪れた時は上記のようなことを知りませんでしたが、この作品を事前に読んでいたら旅行の際の視点も変わったかもしれません。

このように背景知識の学びがあることは英語小説を読む一つのメリットでもあります。

Don’t you have someone to cook for you?’ Julia asked.

‘You mean, am I involved with anyone?

こんな遠回しな聞き方も覚えるといつか役に立つことがあるかもしれません。笑

多読の際は何となく流して読むよりも「自分が会話で実践に使える表現」を探しながら読むことで得られるものは何倍にも大きくなります。

 

まとめ

英語の多読においては、興味を持ったものをとにかく沢山読んでいくことがポイントです。

その際、作家のスタイルや自分が読めるレベルかどうかを理解していれば、「一定期間その作家で縛る」というのも効果的かと思います。

例えば、今回の『Morning, Noon and Night』を読むことができれば、おそらく他のシドニー・シェルダンの作品も大きな問題なく読むことができます。

最終的に彼の作品を全制覇する頃には英語力はかなり伸びているはずです。

『Morning, Noon and Night』はそのような「シドニー・シェルダン漬け」の一つ目としてもお勧めできるので、興味があれば是非読んでみてください。