前から気になり買っておいた与沢翼さんの『ブチ抜く力』を読了しました。
正直、必ずしも私のような凡人が真似できることばかりではなかったです。
が、考え方として参考になる点は多く、「秒速で」でやる気が上がる本でもあったので熱の冷めない内にシェアをさせていただきます。
- 仕事・勉強などのやる気を秒速であげたい
- シンプルに、圧倒的にお金を稼ぎたい
- 色々なことに興味があり「あれもこれも」手を出してしまいがち
『ブチ抜く力』概要
生半可な覚悟や中途半端な行動は、無意味です。
とにかくひたすらストイックに、自分が心から「やり切った、もうこれ以上はやりたくない」と思えるまでやり抜く。
これが唯一にして絶対の成功法則だと、私は確信しています。
「ブチ抜く力」とは与沢氏がこれまでに実践してきたシンプルな成功への理論です。
「とにかく一つの目標に全力を注ぎ込み、結果を出すまでやめない」という彼の基本的な姿勢に基づいています。
彼曰く、多くの人は一つのものに集中できず「あれもこれも」手を出していることで大きな結果を出せない、としています。
一方与沢氏は、
- 高校中退からの早稲田大学受験
- 学生時代の起業経験
- 投資家としてのキャリア
- 2ヶ月間での約20kgのダイエット
などなど、あらゆることにこの一点集中した「ブチ抜く力」で常に最短・最速で結果を出してきました。
「ブチ抜く力」には人生の生産性向上のコツが詰まっている
何度も言いますが、他の問題は、お金さえあれば後からいくらでも解決できます。
しかし、お金がない状態では、全ての問題はいつまで経っても解決しません。
今、あなたが別の事柄に使っている時間、エネルギー、資金、人脈、全てのものを、お金を稼ぐという一点に集中してみて下さい。
まずはとにかく時間を確保して下さい。
そのためには人付き合い、習い事、コミュニティ活動など稼ぎに貢献しない全てのものを容赦なく躊躇なく切る必要があります。
そして、あなたの有限の意識を全てお金を稼ぐ事に向けて下さい。
彼の考え方は極端ですが、人生に明確な優先順位をつけて行動するべきという点では非常に納得感があります。
確かに、私もやりたいことがあり過ぎて色々手をつけた挙句、効果が見えなかったことで途中で止めて結局何にもならないことがこれまで沢山ありました。
また、彼ははっきりと「お金が重要である」と言い切り、まずそこから始めることで、他の問題は後からでも解決が可能だと主張しています。
ここ最近は自分としても「成長の先」に何があるのかを考えることが多いです。
しかし、将来の望むライフスタイルをイメージした時にやはりお金はその中であって欲しいものになっています。
ではそれを達成するために今自分がそこに直結する行動を取っているかと言うと、そうでない時が多々あるのが実情です。
「なんとなくの自己研鑽」
「なんとなく教養を広げること」
は、お金を稼いで人生が安定してからの方が集中して取り組むことができ、効率も遥かに高くなるかもしれません。
やる時は最短・最速で一気にやって、後からゆっくりやっていく。
離陸後の安定飛行時には、もはや強大なエネルギーは必要としません。
初動を成功させれば後は楽にやっていけます。
このスタイルこそが最強だと、声を大にして言いたいと思います。
また、彼は物事に取り掛かる一番始めに全力のエネルギーを注ぐことを主張しています。
しかし、私的にはこれは彼のいる特殊な環境と鬼のような集中力があってこそ為せる技だとも思います。
普通の人であれば、重要なことにフォーカスはするものの、全リソースを割かない方がいいかもしれません。
私の経験上、何事も短期間集中することですぐ効果が出るケースばかりでないと考えています。
与沢氏の場合、圧倒的な「お金と時間をかけられる」というのが私たちとの大きな違いです。
例えば「一流のコーチをつけてひたすら時間を注ぐ」というのは彼はできるかもしれませんが、一般人でこれをできる人は限られています。
多くの人は試行錯誤を繰り返して徐々に正しい、自分にあった形を見つけていくフェーズが少なからずあると思います。
(例えば英語学習やウェイトトレーニングなど。)
そこに最初から全ての力を注ぎ込んだ結果、思ったような効果が見えずモチベーションが下がることも大いにありえます。
ならば自分の集中すべきことに対して主に時間は使うものの、他の事にも長期的に取り組み、時間を割いていく方が良い場合もあります。
「ブチ抜く力」発揮の際は、情報を鵜呑みにせず自分の感覚を信じる
まだまだ勉強を始めたばかりなので、あくまでこれらは仮説にすぎません。
でも、これまで何度も繰り返してきたように、まずは仮説を立てて行動に移さない限り、人は成長できません。
他人に言われた勉強法を右に倣えで実践するのではなく、常に自分の脳やタイプに合わせて、オリジナルのものにカスタマイズしていく。
これが私の強みであり、英語学習にも存分に応用していくつもりです。
彼は現在英語を勉強中とのことですが、これまでのやり方と同様選択と集中のスタンスで英語力向上に取り組んでいるようです。
この本の中で私が特に共感した主張は、
- 世の中でいいと言われていること・権威のある人が正しいといい言う方法は必ずしも自分に当てはまるものでない
- 自分の経験・感覚を頼りに必要なものを取捨選択していくべき
ということでした。
結局最後に信じるべきものは自分の中にあり、誰がなんと言おうとそこには正直に従うべきです。
この『ブチ抜く力』についても、自分が参考にすべきポイントは参考にして、あとは与沢翼という人の一例に過ぎないというスタンスでOKです。
まとめ
与沢氏の集中力は超人的で、おそらく彼のように一日中一つのことにフルパワーを注げる人は中々いないかと思います。
しかし自分の目標達成の妨げになる日常的な行動、例えば、
- 目的もなくなんとなくスマホを眺める
- 友達とダラダラと遊びに行く
- 会社のグチを言うためだけの飲み
などなど、シャットアウトするだけでもブチ抜く力の1歩目になるはずです。
私も今後改めて真に優先して集中すべき事項を考えて「ブチ抜き」を図ります。