私は海外旅行の際の滞在手段として、Airbnbをこれまで度々利用してきました。
参考 Vacation Rentals, Homes, Experiences & PlacesAirbnb「知っているけど使ったことはない」
「ちょっとハードルがある」
という方はまだ多いと思いますが、普通のホテル滞在ではできない体験が多々できるので非常におすすめです。
Airbnbを3年以上利用してきた私の実際の経験を通じて、今回その魅力をシェアしたいと思います。
- Airbnbは気になっているもののまだ使ったことがない
- 普通のホテル滞在の旅行に飽きた
- 旅行先で現地の人と交流をしたい
Airbnbとは?(概要)
Airbnbのコンセプト
Airbnbは「暮らすように旅をすること」をコンセプトとした民泊プラットフォームです。
ホテルに滞在するような一般的な旅行を超えた体験を求める旅行者と、自分の部屋を貸し出し旅行者を受け入れたいホストをマッチングさせます。
旅行者の目線で言うと、旅行先で泊めてくれる現地の人の家をお手軽に探すことができるサービスです。
例えば、どこか海外に旅行に行くとします。
ホテルに泊まって快適に過ごすことはおそらく世界の何処に行ってもできることです。
しかし、その土地ならではの滞在経験がしたい・現地の人々と交流したいというのであればAirbnbの利用は非常におすすめできます。
参考 どこでも居場所があるThe Airbnb Blog旅行の際にAirbnbを使うメリット
旅行者としてAirbnbを使うメリットとしては主に以下のようなものがあります。
- 現地の人(家に泊めてくれるホスト)との交流がある
- その土地での生活を直に体験できる
- ホテルよりコストを抑えて滞在ができる
- 自分だけのオリジナルの旅行プランを立てることができる
中にはビジネスライクに部屋の貸し出しだけを行い、最低限のやりとりしか行わないホストもいるので、旅行者のニーズに合わせて利用ができます。
事前にレビューをしっかりチェックして、その部屋の評判やある程度ホストがどんな人か情報を得てから予約することをおすすめします。
私にとってAirbnbとは「旅の思い出をより豊かにしてくれるもの」
上記で概要を述べましたが、私にとってのAirbnbとは「旅の思い出を豊かにしてくれるもの」です。
以下具体例として、私が体験したAirbnbでの滞在をいくつかピックアップしてご紹介します。
自分の目で見て、肌で世界を感じることは大切で、そのツールとしてAirbnbは非常におすすめできるものだと感じています。
アメリカでのマッキンゼー出身ホストとの出会い
私はアメリカ留学をしていた時にはお金がないこともあり、アメリカ国内の旅行の際にはほとんどAirbnbを使っていました。
出会う人々は皆とても親切な人ばかりだったのですが、特に印象に残っているのは元IBM→マッキンゼー出身のホストの部屋に泊まった時のことでした。
彼は当時Airbnbのコンサルを含め自分でいくつかビジネスを行なっているとのことで、私が泊まった部屋についても実験&改善を常に行なっていました。
- 部屋の設備・備品ついて旅行者にアンケート(例えばマクラの寝心地)をとり、定量的なデータに基づいて決定
- 独自のアルゴリズムを構築して、周囲に競合がひしめく中で家賃のプライシングを最適化
- 新しいものはいち早く取り入れ実験(その時はちょうどAmazon Alexaを導入していたところでした)
- その他家でのオペレーションも徹底的にマニュアル化
などなど、彼はビジネスとして部屋の運営の最適化を行なっており、非常に勉強になりました。
(一方「ビジネスライク」なホストではなく、旅行者と朝食を一緒に食べたり、おしゃべりをしたりすることが好きなようでした。)
彼はいつも旅行者に部屋の改善点を一個挙げてもらうようにしているそうで、
「明日の朝までに考えておいてね!」
と言われ、私はベッドに寝たまま電気が消せないという点を翌朝指摘して、
「なるほどね!対策を考えておくよ!」
といったやりとりをしたのを覚えています。
タイでノマドの集まるアパートに滞在
私が2年前にタイに旅行に行った時に泊まった Airbnbのアパートも思い出に残っています。
その場所は世界中から来るノマドの溜まり場として機能しているようで、私としてはこれまた新鮮な体験になりました。
ラウンジではMacを開きカタカタする外国人がほとんどでした。
私はそこでオーストラリアから来た世界を旅する料理人と知り合いFacebookで友達になり、彼の近況は今でもアップデートされています。
現地の人との交流とはまた異なるものの、このAirbnb体験のおかげで、
「このタイのアパートで見た光景の当事者となること」=「世界のどこでも働けること」
は、将来の自分の働き方として一つの目標になりました。
ちなみにこの物件は一階にカフェがあり、毎日極ウマのタイ料理を格安で食べられたのは最高すぎる体験でした。
タイの暑さだけは正直好きにはなれませんが、それを差し引いてもこのような環境でゆったり暮らしていくのも悪くないかもと思いました。
日本・京都にてGoogle翻訳を駆使して旅行者をもてなすおばちゃん
国内旅行であえてAirbnbを利用してみるのも面白いです。
その中で印象的だったのは、京都での滞在にAirbnbを利用した時のことで、ホストのおばちゃんに大変驚かされました。
そのステイ先はおばちゃんの家の中の部屋を貸し出している形で、居間に行けばおばちゃんが大体テレビを見ています。
彼女が時折「りんごいる?」といった感じ接してくる非常にアットホームな場所でした。
滞在者のほとんどはもちろん外国人でしたが、彼女は英語が喋れないため、スマホのGoogle翻訳を駆使して対応します。
自分の言いたいことをスマホに吹き込んで、また旅行者にはスマホに喋りかけてもらってコミュニケーションを取っていました。
彼女は英語ができないということから、
コミュニケーションを取らないスタイルのAirbnb運営を行うのではなく、
また頑張ってカタコトの英語を使って話そうとするのでもなく、
テクノロジーに頼ることを割り切って積極的に旅行者と交流しており、私としては初めてそのような人をこの目で見たのでかなり衝撃的でした。
彼女は旅行者とは必ずFacebookで繋がってその後の関係も大切にしています。
まさに技術を上手く利用しながら「おもてなし」の心を体現している例だと大変感銘を受けました。
まとめ
今回は私の実際の経験を通じたAirbnb体験・その魅力の紹介でした。
綺麗なホテルのベッドで快適に過ごせる旅行も良いですが、Airbnbではまた違った「面白い」旅行体験ができます。
もちろんAribnbで出ている部屋・ホストが全てが素晴らしいと言う訳ではなく、私もいくつか外れだったと言う経験はあります。
しかしそれも含めて「現地での生活を体験する」「新たな人と出会う」ということかと思っています。
「最近普通の旅行に飽きてきた」という人は是非一度利用してみてください。
旅行の思い出が間違いなくさらに色濃いものとなります。
最初はちょっとハードルを感じるかもしれませんが、一回使うと案外病みつきになるかもしれませんよ。