カンホンです。
従業員が1万人を超える大企業で働いてみると、そのピラミッドの上の方に立つ人達がどれだけ凄いかがわかります。
それは勿論能力的にスゴイからこそ今その地位にいるのもありますが、彼らがとんでもない競争を勝ち抜く「運」もあると思うからです。
出世・昇進なんて思うようにいかない方が普通です。
今回それでも悩んでいる方に向けて、出世はしていないが幸せに働くゴリラが、出世・昇進できない人が取るべき生き方・スタンスを共有します。
- 出世・昇進できず絶望している
- 企業勤めに疲弊した
- 将来の働き方を模索中
①会社での出世・昇進を潔く諦める
確かに会社で出世を勝ち取る・人より高い給料をもらうことが男のロマン的な考えは理解できます。
承認欲求がフルに満たされて、何とも言えない幸福に包まれることと察します。
(私が昭和生まれだからかもしれません...。)
しかし、出世・昇進には自分でコントロールできない要素が多すぎて、どんなに頑張っても認められないことも間違いなくあります。
例えば、
- 新人であれば自分を鍛えてくれるメンター・上司に出会えること
- そしてその後目立つ仕事をアサインされること
- 上司(=評価者)とウマが合うこと
などなど。
言うまでもなく自分の努力・積み重ねからできる限りそれらは自分で引き寄せるものです。
それでも、他人が絡む以上どう頑張っても誰かに負ける・順位が着くのは避けられず「運」の要素も大きくなってきます。
これまでの会社経験の中で、頭のいい人・とんでもなく仕事ができる人はいくらでもいましたが、その人達全員が出世をしているかと言えばNOです。
(そして悲しいことに逆のケースも見てきました。)
勿論自分からプレイヤーとしての役割を望んでいる場合もあると思いますが、皆が人の上に立ってより給料をもらいたいと思ってもそれは叶いません。
私は現在の職場で日々120%の力で業務にあたっていますが、それを昇進・昇給だけのために行なっていたとしたらとんだアホです。
そうではなくて、私は、
- 評価されて待遇が上がればラッキー
- ダメでも外に出てどこでもやっていけるようなスキルが付けばOK
というスタンスでいるので、精神衛生面はかなり良好な状態に保つことができます。
「会社で出世・昇進できない...」と嘆いている人へ。
できる限りのことはしつつ、ある程度のところで潔く諦めましょう。
勝負はそこからです。
②自分の目標のために会社を利用する
毎月固定の収入がある等、待遇面以外での会社で働くメリットはあります。
それは、会社という組織の規模でしかできない仕事に関わるチャンス・そこで得られる経験があることです。
以下のようなことは、ほとんどの場合個人の力だけではどうしても叶わないことです。
- 会社のお金を使える
- 自分自身へのリスクはほぼなし
- 人々の生活に大きなインパクトを与えるような仕事ができる
会社で得られる経験・スキルは、長いキャリア人生で持っておいて損はないものです。
大きな仕事をするには多くの人を動かす必要がありますが、その過程を通じて学べることも沢山あります。
例えば、会社という組織の中のヒリヒリ感・政治、仕事の進め方など。
人が絡むとどうしてもストレスが起きるので、人によっては個人で身の丈にあった仕事をやっていく方が性に合っている人も沢山いると思います。
が、人生は一回なので経験できるのならしてみてもいいのではないでしょうか。
現在私は時にはお腹が痛くなりながら複数のプロジェクトを回していますが、私がそれでも会社勤めを続けるのは次のような理由からです。
- 社会への影響度の高い仕事に携われている
- その中で価値あるスキルを得られている
- 加えて、それらが自分のブログ・ビジネスのネタになる
最終的には個人でストレスなく生きていきたいと思っていますが、自分が会社で昇進してからでしか携われない仕事があるのでまだ続けます。
「役員になったる!」なんてことは言わず、私の場合ある程度現実的なラインで目標を置いて、そこに到達するまでと割り切って働いています。
もう少し、私の日々の行動の観点で具体的に言うと、
出世・昇進するための上司のご機嫌取りに時間を割き、実際は大したスキル・経験を得ていない
ではなく、
出世・昇進は期待せず、できる限りのことはやるものの、自分の目標のための時間を確保し、力をつけていく
を目指しています。
会社で働くに当たっては、出世・昇進などと小さいことは言わず、自分の人生の目的達成の手段というスタンスが良いかと思います。
③会社の外に出て個人で働く
正直な話会社で働く以上、上には上がいます。
仮に出世・昇進をモチベーションとして仕事を頑張ったとしても、最後社長にならない限り、どこかで必ず打ち拉がれるはずです。
そして気付いた時には50歳、60歳でどこにも行けない、あるいは関連会社へ左遷・再雇用で結局はプライドを挫かれます。
半沢直樹の世界は見ている分には面白いですが、自分が登場自分になるには割と厳しいはずです。
上記で「自分の目標達成のために会社を利用する」という話をしましたが、会社のラットレースから早々に抜け出す道もあります。
どうするかと言えば、個人として食べていけるスキルを身につけることです。
代表例としては、プログラミングスキルの習得があります。
未経験でも短期で集中すれば、エンジニアとして会社のピラミッドから離れてバリバリ仕事をすることができます。
そして好きでハマる人であれば、おそらくそのまま現在の職場で出世・昇進を狙うより遥かに高い確率で収入を増やしていくことができるでしょう。
例えば、フリーランスのエンジニアの単価を軽くググってみると以下のような感じです。
- セキュリティ・インフラエンジニア:60~90万円/月
- サーバーサイドエンジニア:50~80万円/月
- フルスタックエンジニア:70~90万円/月
100万円/月以上の案件も沢山あります。
学習については、プログラミングスクールを利用すれば短期集中でスキルを身につけられるので独学より効率的でおすすめです。

一人で働くと言うことは、自分でコントロールできることの割合が大きくなることを意味します。
収入は自分の頑張り次第でダイレクトに反映されるので、一人で稼げるようになれば、組織での出世・昇進とい発想自体が馬鹿らしくなるはずです。
まとめ
会社での出世・昇進だけを目標に仕事頑張ると間違いなく疲弊した上に後悔するので、おすすめしません。
今回シェアした解決策を改めてまとめると以下の通りです。
- 会社での出世・昇進を潔く諦める
- 自分の目標のために会社を利用する
- 会社の外に出て個人で働く
ぶっちゃけて言うと、最終的には、大企業、あるいはスタートアップで働くのも、フリーランスとして働くのもなんでも良いです。
結論、どこを自分ゴールとしておくかが問題かと思います。
結局は自分がどれに向いているかだと思うので、「経験してみてから決める」でも100年近くありそうな人生の中では遅いということはないです。
会社での出世・昇進競争に敗れて傷心している方 or 頭を捕らわれてストレスが溜まっている方。
是非まずは時間をとって自分の考えと向き合ってみてください。