カンホンです。
英語習得のために海外留学をする人は多くいるかと思いますが、「海外に行ってから」英語を頑張ろうとする人も多いです。
しかし、それは絶対にやめてください。
今回は留学を検討中の方に向けて、「留学前にこそ」英語を猛烈に勉強すべき理由と、日本にいる間にできるおすすめの勉強法をシェアします。
- 留学前に英語をどれくらい勉強するべきか知りたい
- 海外留学を検討中で、留学生活を有意義に過ごしたい
- 日本で英語の勉強を頑張ろうと思っている
目次
英語力ゼロで留学に行かない:留学前に英語の勉強をして必ず基礎を習得する
よく日本で全く英語の勉強をせずに海外に行き、「全く喋れなかったけどなんとかやった」的な武勇伝を語る人がいます。
しかし、個人的には「なんで日本で全く英語を勉強せずに海外に行くの?」と常々思っています。
もし留学の目的が語学力向上だとしたら、日本でもできる単語や文法の勉強をわざわざ海外に行ってやる必要はありません。
はっきり言って時間とお金の無駄です。
海外に語学留学に行く意味は「自分が外国語を喋らざるを得ない環境」を作り出して、スピーキング力向上を効率的にすることだと考えています。
アメリカへの語学留学の例を挙げると、場所にもよりますが生活費も合わせて月20~30万はかかります。
一番下のクラスで基礎的な英文法から始めていたら、おそらく一年経っても大したレベルになっておらず、全く割に合いません。
近い将来留学を考えている方においては、日本でできる限りの英語力を身につけてから行くことを強くおすすめします。

留学前に英語の勉強を頑張っただけ「留学中の成長」が加速される
日本で生まれ育った純ジャパが海外留学に行くと、それまでよほど恵まれた環境で教育を受けていない限りネイティブとの会話には相当苦労します。
英語の場合、これはTOEIC900点を持っていようが、TOEFL100点であろうが留学を経験した方が皆同じように口を揃えて言うことです。
しかし、それだけの力が留学前に既にあればキャッチアップは間違いなく早いです。
例えば同じ純日本人でも、
- 留学3ヶ月目、現在TOEIC600点のレベルの人
- 留学に来たばかり、留学前にTOEIC900点のレベルの人
では、その後ネイティブとのコミュニケーションを取れるようになるまで時間は、基礎的な英語が身についている分後者の方が確実に短くなります。
アメリカには日本で英語の勉強をせずにとりあえず来る学生がゴマンといますが、その期間いてソレ?とビックリするような子達はたくさんいます。
たとえ社会人からの留学でも、留学前にしっかりと英語の勉強を頑張っておけば心配することはありません。
どんなに遅く初の海外留学を経験したとしても、日本で基礎を習得していれば、現地に行ってすぐに英語は上達します。
26歳から初の海外留学を経験した自分が体験済なので間違いないです。
留学前の英語の勉強量次第で「留学中の体験」が変わる
留学時の英語のレベル次第で、同じ1年間を過ごすにしても留学中の体験や吸収できることが全く異なるものになる可能性があります。
語学留学に来た人の多くが陥る状況は、
「英語のレベルの低い同士でコミュニケーションできることに満足し、成長がストップする」
ということです。
全く英語ができないことに比べれば、もちろん英語で外国人とコミュニケーションが取れることは大きな違いです。
ただ、それができるようになった人は皆知っていることですが、それは大して難しくないです。
お互いに同じレベルにいると、会話のテンポ遅いことや間違いが多いことに対してストレスはさほどありません。
逆に、自分の英語力が低いうちにネイティブや自分より遥かにレベルの高い英語話す留学生と話すことは、お互いにとって大変大きなストレスになります。
なので、意識をしないとお互いにつるむメリットがなければ自然とグループが別れていきます。
英語の下手側においては、英語上達のチャンスや、せっかくの海外留学でネイティブとの交流の機会を失いかねません。
留学の期間が限られているのなら、なおさら留学前の英語の勉強は重要です。
留学前に英語のレベルをできるだけ上げて、留学中の体験をより高度なものにしていくべきかと思います。
留学前のおすすめ英語勉強法
英語上達の上で留学のメリットは強制的に英語を喋る環境を作り出すことだけで、日本でも英語の勉強材料に困ることは正直ありません。
以下、日本でやっておくと間違いなく海外留学した時に良かったと思うことです。
英会話
基本的な単語や文法を習得したあとは、自分の頭の中で作った文章をアウトプットする訓練をひたすら繰り返していきます。
英会話の始めもまずは自分一人でインプットとアウトプットを繰り返すことで、これ無しに何も無いところからアウトプットが生まれるません。
独り言で口から英文を作り出せるようにさえなれば、練習にバリエーションを出すことができます。
その後オンライン英会話や海外ドラマを使って実践に近づけていくことで、日本でかなりのレベルにまで到達することができます。

シャドーイング
リスニング力の向上のためにシャドーイングは日本にいる時から黙々と続けていると良いかと思います。
口も動かすので、ただ何となく聞いているだけのリスニング練習より遥かに効果的です。
私は大学時代にシャドーイングをひたすらやったことで、英語力向上のブレークスルーを経験しました。

多読
読むことは語学力の何よりの土台になります。
特に、英語小説の多読は総合的な英語力の向上に効果的で、リーディングだけでなくその他全てのスキル向上に繋がります。
しかも、めちゃくちゃ楽しいです。
これまた大学時代にハマって、今も毎日英語小説を欠かさず読んでいます。

ちなみに多読の際のツールとしてはKindleの利用がおすすめです。

留学前にどれくらいの英語力を身につけているべきか?
できる限り身につけておくに越したことはないです。
大学への入学・編入・交換留学等であれば、テストスコアが一つの基準となると思います。
(大学付属の英語プログラムを修了する手もありますが、お金もかかりますし、テストをクリアしてしまうことをおすすめします。)
一方、いつからでも行ける語学留学であっても最低TOEIC500~600点程度の基礎力はあった方がいいと思います。
それ以上低いと留学の効率がかなり悪くなります。
逆に、おそらく正直どれだけやっても初めて海外留学した時には「英語ができない」と感じるかと思います。
それでも「やっておいて良かった」「やっていなかったと思うと恐ろしい」「もっとやれば良かった」とも思うはずです。
なので、留学前に準備しすぎて損をすることはないです。
まとめ
誰しもが長期間の留学を通じてじっくりと時間をかけて英語力を伸ばしていける訳ではありません。
留学期間が短ければ短いほど、その期間を有意義なものにするために留学前からできるだけ勉強することをおすすめします。
それにより、高い位置から留学のスタートを切ることができ、留学中に得るものも大きくなります。
海外に行かないと英語の勉強ができないということはなく、日本でもアクセス可能な低価格で高品質なツールはたくさんあります。
今回のシェアを参考に、留学を予定している人は「行ってから」ではなく、「今から」できる限りの勉強をしてみてください。