私は2018年にIT系ファームでのコンサル職からWeb系企業のマーケティングに転職をしました。
CRM系のロールで、自分でデータを見ながらゴリゴリ仮説検証を回すのですが、未経験でスキルがなかったためデータ分析系の教材を探していました。
そこで見つけたのがDataquestという海外のサービスで、これが個人的にかなり良かったので、今回はその内容をシェアしたいと思います。
参考 Become a Data ScientistDataquest- データ分析で何か良い勉強ツールがないか探している
- ひたすら手を動かしてスキルを身に付けたい
- 英語力も合わせて向上を図りたい
目次
Dataquestの概要:「ひたすら手を動かす」データ分析のオンライン講座
Dataquestはデータ分析系のプログラミングが学べるオンラインサービスで、Webブラウザの用意だけで始めることができます。
一番の特徴としては、私が読んだ海外のレビューで表現されていたように"it's all reading and doing" です。
つまり講義動画等は無く、Dataquestでの学習のスタイルは、ひたすら説明を読んで実際にコードを書いてみるというものです。
参考 A Review of Dataquest's Data Science with Python ProgramLearnDataSci私はこれまでいくつかオンラインのプログラミングサービスを利用してきましたが、やはり講義動画中心のレッスンではなかなか身につきませんでした。
もちろんedXやCourseraなどのMOOCでは評価の高いコンピュータサイエンス系のコースはたくさんあります。
しかし、手を動かす機会が多くある方が私には合うと思い、まさにDataquestのようなサービスを探していました。
ちなみに、このタイプのサービスで有名どころでは、日本ではProgate、海外サービスではCodeacademyがあります。
しかし、データサイエンス系に特化したサービスは私が探した中ではDataquestとDatacampが2大メジャーなようでした。
結果的には、UIの好みと本当に動画が全くないという点でDataquestに取り組んでみることにしました。
Dataquestでの受講コース:Data Scientist In Python Path
Dataquestのプログラムとしては、以下の3つがありました。
- Data Analyst
- Data Scientist
- Data Engineer
私は初め、無料プランでData AnalystコースのPython Pathに取り組んでいました(PythonかRを選択します)。
が、セールで年額プランがかなりお買い得になっていたこともあり、途中でData Scientistコースに変更をしました。
週5時間学習のペースで約12ヶ月で修了できるようなので、トータルの学習時間としては約300時間程度の想定です。
一方それだけの時間でデータサイエンティストと名乗れるかというと、流石にまあそんなことはないかと思います。
しかし、基礎を作って仕事でガシガシ実践していくための入り口としてはかなり良い内容かと思うので、とりあえず修了することを目指します。
Dataquestのデータ分析講座を受講して素晴らしいと思った点
まず始めに、Dataquestはプログラミング未経験からでも最短コースでデータサイエンス系のスキルが身に付くよう設計されています。
一つ一つ段階を追ったプログラムが提供されており、内容が丁寧で非常にわかりやすいです。
そして、そのひたすら読んで自分の手を動かすスタイルが、他のサービスに比べてスキルの習得スピードを圧倒的に速いものにしていると感じます。
またプレミアムプランに加入することで、Slackでのサポート体制・コミュニティへの参加権限が得られます。
自分だけで解決できないことも、自分と同じように学習する仲間の助けを借りることで効率的に対応することができます。
価格設定についても、実際に通学タイプの講座に比べて大きなアドバンテージがあります。
通常だと、月額プランで約29~49ドル、年額プランでは約22ドル~33ドルで高品質のサービス提供を受けることができます。
唯一オンライン講座の欠点となり得るモチベーション持続についても、自身の勉強記録がわかりやすく見える化された設計によりカバーされています。
これにより一つ一つ積み上げていく感覚を得られ、モチベーションをしっかりと保つことができます。
DataquestをLinkedInやレジュメに掲載→データ分析スキルをアピール
LinkedInやレジュメの学歴や資格欄にDataquestを掲載し、自分が得たデータ分析スキルをアピールすることも可能です。
Dataquestの各コースを通じて数多くのプロジェクトに取り組みますが、どれも現実世界で実際に起こり得る課題が取り上げられています。
こちらは本物のデータセットを利用するもので、Dataquestでの経験は実務に直結します。
また、Dataquestのブログもキャリア構築の上で参考にすることができるので、お時間があれば是非見てみてください。
Dataquestを修了し、未経験からデータアナリスト・データサイエンティストのポジションを得たストーリーが数多く語られています。
参考 BlogDataquestまた、プレミアムプランではレジュメの添削も受けることができます。
受講者がデータ分析関連の職を得ることを最終目的としてサポートしている、という点もこのサービスの一つのポイントです。
Dataquestでデータ分析スキル習得に加えて英語力も向上
私の経験上、英語力の大きな伸びを感じたのは「英語のための勉強をしている時」ではなく、「英語で何か別の勉強を行なっている時」でした。
もちろん、基礎の習得もままならないうちでは学習効率が下がってしまう可能性もあります。
しかし、Dataquestで求められる英語力はそれほど高いものではありません。
動画がない分、聞き流して情報を得られない心配もないので、TOEIC700点くらいの英語力があれば十分に取り組めるものだと思います。
英語を目的とせず英語を使って勉強していると、知らないうちにそれが当たり前となって英語力が向上していることに後になって気がつきます。
Dataquestで「英語で」学ぶことに慣れていくと、きっとそのような体験もできるかと思います。
まとめ
近年データ分析系のスキルはビジネスに携わる人ならば誰にもある程度求められるものとなってきています。
巷ではたくさんの教材や講座が出てきていますが、Dataquestはかなり秀逸なサービスの部類に入るかと思います。
学習スタイルのシンプルさや教材のわかりやすさ、リーズナブルな点などを総合評価すると個人的にはイチオシです。
また、英語の勉強をしている人にとってはまさに一石二鳥にもなります。
無料コースからでも始められるので、もし興味があれば是非是非試していただければと思います。