私は26歳からアメリカ留学を経験し、その後人生の見える景色が変わる体験をしました。
私のように社会人を経験してから海外留学に興味を持つ方はいらっしゃると思います。
しかし、色々な理由でなかなか行動に移せない人も沢山いると思います。
今回はそんな社会人留学を検討している方たちに向けてお伝えしたいことのシェアです。
- 社会人で留学を検討中
- 行きたい想いはあるものの留学への一歩を踏み出せずにいる
- 留学後の人生がどうなるのか不安に思う
目次
「死ぬ間際に後悔する前に」社会人でも海外留学することをおすすめする
私が26歳で日本での職を捨てて留学を決めたのは、「行かない後悔をすることが嫌だった」という理由が大きかったです。
どうせ100年くらいの間には人間誰しもみんな死んでしまいます。
死ぬ前に「あー海外留学してみたかった」となるよりは、どんな形であれ行くことを強くおすすめします。
歳をとればとるほど「行かない言い訳」を簡単に作れてしまうことは事実なので、思い立ったらできるだけすぐ行動に移す方が良いです。
私は31歳でフィリピンに初の海外留学をした友人の背中を押しましたが、帰国後の彼は以前とは見違えるような顔つきで自信に満ち溢れていました。
多くの人は周囲の反対や世間体、今自分が持っているものを失うことを恐れて躊躇するかと思います。
しかし、本気であれば行って後悔することは絶対になく、本気でさえあれば必ず人生を変えるきっかけとなる体験ができます。

社会人の海外留学は「行き方」より「どう行動するか」が重要
社会人の海外留学において、語学留学やワーキングホリデーに難癖を付ける人がたまにいます。
海外に行く目的・手段は人それぞれであって、人がごちゃごちゃ言う話ではなく、自分がちゃんと納得さえしていれば気にする必要はありません。
語学学校に行くにしろ大学に行くにしろ、目的が勉強だろうと、スポーツだろうと、ボランティアだろうと、はっきり言って何でもいいです。
日本の常識・言葉が通じない中で必死にもがく経験は何であれ、必ず将来の大きな財産になります。
少しでも興味があるのならば、経済的に無理のない範囲でどんな形であれ行って体験してくることをおすすめします。
結局、「○○留学」というタイトルが重要なのではなくて、どう行動してどんな経験を積むかが留学の価値を決めます。
また、あなたが海外で得た経験は、それを言葉として発信することで他人の人生の大きな参考になります。
特に社会人の方の留学経験は貴重です。
留学が実現した暁には、是非自分の行動した結果や体験をご自身の言葉で人に伝えてください。
社会人の海外留学のポイント:「困難な道を選ぶ」「毎日の行動を振り返る」
上記のように述べたものの、海外にいるにも関わらず日本人ばかりと絡んでしまうような留学もあると思います。
そしてそれは確かに語学を目的としたケースが多いかもしれません。
だからこそ、できる限り自分が困難な状況に追い込まれるような道を選択すべき、というのは社会人留学における一つのポイントになります。
社会人生活に穴を開けて行く留学で時間を無駄にすることは誰もがしたくないはずです。
例えば、私は以前カナダのバンクーバーに旅行に行った時に、ダウンタウンのあらゆる場所から日本語が聞こえてきたことには衝撃を受けました。
社会人の留学では特にそういった留学地を選ばないという選択は事前にできるかと思います。
私が昔留学先を決めるときにエージェントに言われたことは、
結局どんな形であれ留学終えると必ず「行って良かった」と思うから、できるだけ困難な道へ進んだ方が良い
ということでした。
楽な海外経験であれ、日本にいる時に比べたらきっと何かはしているので、それを人は「良かった」としてしまいがちです。
なので、自分の意志で行動をコントロールするのが苦手な方ほど、留学先の環境は慎重に選ぶべきかと思います。
そして行ってからも、
- 毎日を100%の力で過ごし
- 目標に向かって自分が本当に努力して1日を過ごしたか振り返り
- 常に改善をしていく
といった姿勢でいることが望ましいです。
ちなみに、そのための私のおすすめ方法は「日記を書くこと」ですので、以下の記事も是非参考にしてみてください。

社会人の海外留学では留学後を見据えて人との差別化要素を考える
社会人の方は特に留学後の就職活動戦略についてはよく考える必要があり、人とどう差別化を図るかを入念に検討した方が良いです。
私の場合はもちろん勉強をできる限り頑張っていたものの、バスケットボールにも力を入れており、本気で現地の独立プロリーグを目指しました。
(結果的にトライアウトに合格してチームに加入、プレシーズンに参加することができました。)
レジュメにそのような経験を載せたことに加え、「何かをやっている」と一目でわかる身体だったので、留学後の職探しではそこから話が弾みます。
つまり一言で言うと、勉強以外の割と変わった経験を持って、「人とは違う」という印象を与えることに成功したのでした。

また社会人ではないものの、一つの例として私の知っている学生の話を以下挙げてみます。
彼女は元々アメリカの大学に留学をしたかったのですが英語のテストの点が足らず、第二希望であったインドネシアへの留学をしました。
インドネシアではもちろん他の国からの留学生もたくさんいたため、英語を使ってのコミュニケーションは必須です。
また、現地の学生に混じってインドネシア語で授業を受けていたため、インドネシア語もある程度習得しました。
総じて、彼女は英語圏への留学では得られない経験や武器を手に入れることができました。
彼女は就活でインドネシアを軸にした経験をアピールしていましたが、インドネシアに展開している日系大手メーカーから内定をもらいます。
また、アジア進出を目論むスタートアップでもインターンを得ることができ、インドネシア担当として重宝されていました。
はっきり言って、英語ができる人はいくらでもいますし、そこで勝負することはかなり厳しい競争になります。
彼女のようにマイナー留学地を選び、英語プラスもう一ヶ国語を身に付けてユニークな存在になることは差別化の一例として大いに参考にできます。
海外留学生の就活については、以下にも記載していますのでご参照ください。

まとめ
私は、社会人からでも海外に出ていく人を一人でも多くしたいと思っています。
現状ネットでは色々な情報が出回っており、自分がどんな留学をするべきなのかわからなくなることも多々だと思います。
しかし、私は留学の選択に正解もハズレはなく、正解にするための自分の行動があるだけだと思っています。
もちろんそのような積極的な行動が取りにくい環境は確かにあります。
そこはできるだけ情報を集めた上で慎重に判断するべきですが、あれこれ考え過ぎずとにかく体験への一歩を踏み出すことをおすすめします。
死ぬ間際になって「あー行きたかった ー」では遅いので、是非今すぐ行動を起こしてみていただければと思います。