私は現在Kindle Paperwhiteを使い、毎日の通勤時間に英語の小説を読んでいます。
もともと私は学生時代に英語小説のペーパーバックを使って多読を行なっていましたが、Kindleを使うことで現在段違いの効率性で多読学習を行っています。
私は現在TOEICスコアが950点以上ですが、今回紹介するKindleを使った学習法を継続することで990点満点も夢ではないと考えています。
今回はそんな英語学習者には是非トライして欲しいKindleでの英語多読についてのシェアをさせていただきます。
- 英語の多読に挑戦しようと思っている
- 隙間時間で英語学習を効率良く行いたい
- Kindleを購入しようか検討中
そもそもの英語多読のすすめ&「今から始めるなら紙ではなくKindleで!」
まずそもそもの話ですが、英語小説の多読に馴染みのない人は、ある程度の基礎を固めたところで是非チャレンジしてみてください。
英語のリスニングがある程度でき、なんとなく話せる風な人はいくらでもいると思います。
しかし、インプット=読む量が足りないことで、多くの人はどうしてもそのレベルで頭打ちとなってしまいます。
そこで効果的なのが英語の多読で、特に小説作品の中にはネイティブが日常的に使う表現があふれています。
英語小説多読を行うことで自分が実際に使えるフレーズやボキャブラリーが格段に増え、それとともに自分の書く文章も洗練されていきます。
英語小説多読については以下の記事にもまとめていますので、是非ご参照ください。



私が学生だったころは英語小説を紙のペーパーバックでひたすら読んでいましたが、今学習を始めるならKindleを使わない手はありません。
上手く使えば非常に高い効率性で学習が進み、英語力は間違いなく伸びます。
以下、私がKindleが英語多読に最適だと思う理由の詳細を述べます。
英語多読にKindleが最適な3つの理由
1. 持ち運びが本当に楽かつ読みやすい
私がKindleでの英語多読を推す理由ですが、第一にKindleでの読書体験そのものが非常に良いと感じます。
私が学部時代ペーパーバックを読んでいた時は、毎日かさばる本をバッグの中に入れて通学時間に学習を行なっていました。
1,000ページ近い作品は本当に大きくて持ち運びが大変でしたし、いかにも英語を読んでいる感が満点で人の目もかなり気になるところでした。
その後時は経ってKindleを使い始めたところ、何故もっと早く買わなかったのか後悔するほど快適に時と場所を選ばず英語の多読を行えるようになりました。
もちろん、持ち運びの点から言えばiPadなどのタブレットのKindleアプリでも近い効果を得ることができます。
しかし、電池消費も少なく、より紙で読書をしている感覚に近いKindle端末を使用することが断然おすすめです。
2. ハイライトした箇所から自分だけの英語ノート作成が簡単に行える
これが私が今ペーパーバックではなくKindleを使って英語の多読を行う最大の理由です。
Kindleを使えば、端末上でハイライトした箇所をウェブで簡単に確認することができます。
そこから私は作品を読んでいく中で出会った気になる表現や自分が使いたい表現をEvernoteへ転記し、学習ノートの作成を行なっています。
これにより、学生時代は手書きで印をつけて後に手作業でワードにまとめていた時間を大幅に短縮し、学習効率を高めることができています。
以下、私が行なっているノート作成の方法を掲載します。
ただ読みっぱなしにするのでなく、英語多読の恩恵を100%に受けるためにノート作成はとても重要です。
私の英語小説ノート作成手順
①Kindleで英語小説を読み、気になる表現・自分が実際に使いたいと思う表現にどんどんハイライトしていきます。
②以下のURLよりKindleの「メモとハイライト」のページに飛び、自分が作品につけたハイライトを確認します。
https://read.amazon.co.jp/notebook
③ハイライト箇所をコピーし、テキストエディタ等に貼り付けて、「黄色のハイライト」等の余計な文言を全置換で削除します。
(私はSublime Textを利用しています。)
④テキストエディタで加工した文書をEvernoteにコピー&貼り付けし、適宜自分のコメント付け加えるなどして完成です。
ここで作成したノートは定期的に見返し、表現が理解できるか・自分が実際に使えるかチェックしています。
これにより読んだ作品からのインプット&学びを最大化することができます。
ちなみにこの後に、EvernoteからさらにQuizletへ気になる単語やフレーズを転記し、フラッシュカードまで作成すると知識の定着がさらに加速します。
(時間がある時はやるくらいのオプションでOKです。)
Quizletについては以下の記事でまとめていますのでご参照ください。

以上のような作業を地道に継続することにより、英語力は必ず伸びます。
時間がない人はPDF・CSVをエクスポート&復習でもOK
上記は私のノート作成の方法ですが、実はKindleからダイレクトにハイライト箇所をエクスポートする事もできます。
是非ノートを作ってもらいたいですが、英文を見返すだけでも意味はあるので時間のない人はこの方法でもOKです。
Kindle Paperwhiteからハイライトをエクスポート
Kindleの作品ページで「Go To」から「Notes」のタブを開くと上記画面になるので、「Exports Notes」を押します。
これにより、ハイライトした部分をAmazonに登録してある自分のEメールアドレスに送信することができます。
メールにCSVとPDFが添付され送られてくる
上の写真のように、CSV&PDFファイルが添付されたメールが送られてきます。
それぞれ開くと中身は以下のような形です。
CSVファイル
PDFファイル
これらのファイルをストックしていき、定期的に見返すだけでも学習効果は高まります。
Kindle、本当に最高です。
3. タダで過去の名作がたくさん読める
Kindleは正直そこそこ値の張るものですが、上記に挙げたメリットのみをもってしても、値段以上の価値を手に入れることは間違いなくできます。
さらに付け加えるとすれば、Kindle用に著作権の切れた英文学作品の名著が数多く提供されていることも利用のメリットとして挙げられます。
これを利用することでKindle本体以外のコストをかけずに英語の多読学習を行うことができます。
参考 Kindle用に無料提供されている洋書一覧(カスタマーレビュー星4つ以上)Amazon今も色褪せぬ名作が数多くあり、英語力向上に加えて教養を身に付けるにはもってこいの教材が無料で手に入ることは非常に魅力的です。
最後に:楽しい英語多読ライフをぜひKindleで
学生時代からの私の英語学習の信条は「TOEICのための勉強をしない」ということでした。
(もちろんしてもいいと思いますが、単に私が好きではなかっただけです。)
そこで私は英語小説の多読中心の学習を行なっていましたが、結果としてTOEICのスコアを大きく伸ばすことができました。
今では特に自分のスピーキング力の強化のためのインプットとして英語小説の多読を続けています。
今も昔も変わらず、英語小説の多読は私のお気に入りの「勉強だと思わないくらい楽しい勉強法」です。
Kindleはそんな楽しい勉強のお供として、最早必須のツールだと考えています。
繰り返しになりますが、本当に、最高です。
是非、この機会に皆さんもKindleでの楽しい英語多読ライフを始めてみてください。