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【英語多読|書評】『Rage of Angels』 by シドニー・シェルダン

今回はシドニー・シェルダンの『Rage of Angels』のレビューです。

これまで私はシェルダン作品を数多く読んできましたが、その中でも結構ボリュームがあり、読み応えは抜群ストーリーもかなり面白い部類に入るかと思いました。

総じて満足度が高い作品で、お勧めの一冊です。

こんな人向けの記事
  • 英語の多読にお勧めの教材を探している
  • シドニー・シェルダンの作品に興味がある
  • 生きた英語を楽しく勉強したい

 

『Rage of Angels』の概要

The international bestseller from the master of suspense.Jennifer Parker is brilliant, beautiful and bold. . She seems unbeatable – but is she really?

Jennifer Parker is brilliant, beautiful and bold. A lawyer, the most glamorous and successful in America, she dominates the court with her intelligence and charm.

When Jennifer falls in love, she can hardly believe her luck. Adam Warner is handsome, smart, destined to be the next President of the United States – and married…

Jennifer falls pregnant and yet is determined not to allow her broken heart to get in the way of her success. But she soon realises that being alone makes her more vulnerable to those who are determined to destroy her…

Sidney Sheldon gives us his greatest character yet in this bestselling tale of power, love and intrigue.

アメリカ・ワシントン州出身のJennifer Parkerはロースクールを出た後初めての現場でまさかのトラブルに巻き込まれます。

彼女の弁護士としてのスタートがいきなり挫かれ絶望するJenniferですが、そこから周囲の助けと彼女の持ち前の知性とガッツで瞬く間にキャリアを築いてきます。

その後Jenniferはマフィアの世界と接触、また二人の全くタイプの異なる男性との間に揺れ動き、人としての幸福と絶望の両方を経験することになります。

 

『Rage of Angels』の英語多読おすすめ度

『Rage of Angels』の評価
英語の難易度
(3.5)
話の面白さ
(4.5)
背景知識からの学び
(4.5)
総合評価
(4.5)

シドニー・シェルダンの作品において法廷シーンは割と多いですが、今回は主人公が弁護士なので、関連する背景知識の学びがかなりありました。

シドニー・シェルダンの作品を読んでいるとこの法廷でのやりとりがキーになる事が多いので、いやでもそのあたりの理解が進むと実感しています。

内容はかなーりハラハラする場面も多く、Jennifer Parkerの人生のアップダウンが解像度高く描写されています。

まさに、「これだからシドニー・シェルダンはやめられない!」と思えるような一冊でした。

実は私が大学3年生の時に一回本作品を読んでいたのですが、おそらく理解6割だったこともあり結末や詳細な内容を覚えていませんでした。

なので、英語力が上がった段階で読んだ今回はフルフルで楽しめたと思います。

(英語の多読は自分の英語のレベルが上がった時にもう一度同じ作品を読んでみると、以前より読める感覚が得られ、学びも大きいのでお勧めです。)

彼の作品の中でも分量がある部類なので頑張って読み切った時の満足感は高く長文の読解トレーニングにもなり読了後かなり力がつくかと思います。

 

ピックアップ表現

以下『Rage of Angels』に出てくるフレーズや単語で気になったもの・自分が使いたいと思うものを取り上げています。

‘What are you doing up there, Adam? You’ve got a big case load waiting for you back here. That Parker thing should have been a snap.’

‘A few questions have arisen,’ Adam said carefully. ‘I’ll be back in a day or so, Stewart.’

snapは「簡単な事」という意味で、日本語では「スナップ写真」(=簡易的な写真)という言葉で馴染みがあるかと思います。

写真や動画を共有できるSNSのSnapchatの名前の由来もこのsnapです。

Her days were spent running around in rain and sleet and snow, delivering subpoenas and summonses to people who hated her for it. Now and then she accepted a pro bono case, helping the elderly get food stamps, solving various legal problems of ghetto blacks and Puerto Ricans and other underprivileged people. But she felt trapped.

feel trappedは人生において何とも抜け出せない状況に捕らわれた感覚に陥った時に使えるフレーズです。

ネガティブな表現ですが、個人的には結構使いたくなります。笑

She wanted Adam to win, but the Senate race would be a sword of Damocles hanging over her head. If Adam won, Jennifer would lose him. He would be running on a reform ticket and there would be no margin in his life for any scandal.

sword of Damoclesとは「身に迫る危険な状態」を表しています。

ギリシアの故事によると、王が天井から髪の毛1本で剣をつるした王座に廷臣のダモクレスを座らせ、王者の身辺には常に危険があることを悟らせたとの事です。

Michael was reading the article about Jennifer Parker.

He looked up at his father-in-law and said, ‘She’s done it again, Tony.’

Antonio Granelli spooned up a piece of poached egg. ‘Who done what again?’

‘That lawyer. Jennifer Parker. She’s a natural.’

このように名詞としてnaturalが使われる時、「天才」「生まれつきの才能がある」を意味します。

‘You’re scaring the bejeezus out of me. More coffee?’

scare the bejeezus out ofで「人を震えあがらせる」「ひどく怖がらせる」という意味です。

単にscareというよりかなり強調した言い方かと思います。

これまで英語小説を読んできた中で、実際にこの表現に出会ったのは本書が初のケースでした。

Joshua was a natural athlete. Once, watching him at play with some of his friends, Jennifer turned to Mrs Mackey and said, ‘Even though I’m Joshua’s mother, I’m able to look at him objectively, Mrs Mackey. I think he may be the Second Coming.’

the Second Comingで「キリストの再臨」という意味になります。

親バカでなく、Joshuaはものすごい才能を持った子供だったようです。

 

まとめ

息を呑むエキサイティングな展開やその読み応えからも『Rage of Angels』はかなりおすすめできる作品かと思います。

私は毎日キッチリ10ページずつ進んでいったので読み切るのに2ヶ月もかかりました。

しかし、本ポストをまとめる際にKindleでチェックしていた表現などを改めて見返すと学びが多くあり、コツコツと読んだ甲斐がありました。

私が大学3年生でTOEIC600~700点くらいの時に読めた本なので、それくらいのレベルであれば十分にチャレンジは可能です。

英語小説の多読は得るものが多く、楽しみながらできる最強の英語勉強法の一つだと考えています。

シドニー・シェルダン作品、『Rage of Angels』で、皆さんもその体験を是非味わってみてください。