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【英語多読|書評】『The Doomsday Conspiracy』 by シドニー・シェルダン

今回はシドニー・シェルダンの『The Doomsday Conspiracy』の書評です。

シェルダン作品の中では少し毛色の異なったSF作品だったので、率直に、読んでいて不思議な感じでした。

一方、主人公が世界を股に掛けるあたりや男女関係の描写、ストーリー展開はいつものシェルダン調で、本作品も最後まで楽しんで読めました。

こんな人向けの記事
  • 英語の多読にお勧めの教材を探している
  • シドニー・シェルダンの作品に興味がある
  • 生きた英語を楽しく勉強したい

 

『The Doomsday Conspiracy』の概要

When a mysterious weather balloon crashes to earth in the Swiss Alps, the head of the NSA handpicks Robert Bellamy to track down and identify the ten known witnesses to the event. A man whose obsession with his covert assignments has cost him the only woman he can ever love, Bellamy now faces the impossible. But as he searches for clues from Rome to Budapest to Texas, this mission blows up in his face -- and rips the lid off an incredible conspiracy that stretches around the globe and even into space...

Alone and betrayed on every side, Bellamy must run for his life -- holding an astonishing secret and the key to the planet's very survival.

主人公のRobert Bellamyは国の特殊機関で働いていました。

NSAからの指令で、彼はスイスのアルプスに墜落したバルーンの目撃者を「名前の情報すらなしに特定する」という難解な任務を与えられます。

世界中に散った目撃者に一人一人接触していくRobertですが、その過程で彼も地球規模の大きな陰謀に巻き込まれていきます。

 

『The Doomsday Conspiracy』の英語多読おすすめ度

『The Doomsday Conspiracy』の評価
英語の難易度
(3.5)
話の面白さ
(4.0)
背景知識からの学び
(4.5)
総合評価
(4.0)

この作品の独特なテーマのせいか、個人的にはシドニー・シェルダンの中でもかなり面白いと思える部類に入りそうです。

最初は、単純にSF作品と捉えて読んでいました。

しかし、本の最後でこれが彼の綿密な取材から得た事実を元に構成されたストーリーだと伺えた時、CIAやアメリカという国に背筋がゾッとするような思いをしました。

この作品は1991年に出版されたものですが、まあ今でも私たちの知らないところで大きな陰謀が動いており、「存在を消される」人々も多くいるのでしょう。

(ああ怖い・・・。)

あらすじの肝心な箇所を言いたいのですが、ほとんどネタバレになってしまうので、是非ご自身で読んでみていただければと思います・・・!

 

ピックアップ表現

以下『The Doomsday Conspiracy』に出てくる表現で気になったもの・自分が使いたいと思うものをいくつか取り上げています。

“We must not involve anyone else in this mission. I can’t stress enough the importance of what was in that balloon, Commander. Time is of the essence. I want you to report your progress to me every day.”

Time is of the essenceは「期限厳守」、something is of the essenceで「〜が非常に重要」という意味です。

そういう意味かなあとは想像できるものの、これを自分でさらっと使えるようになりたいという意味でピックしました。

A voice came over the radio. “Romeo, this is Tiger. Do you want us to cover you?”

Robert made a split-second decision. “No, go on to your targets. I’m going to try to make it back to base.”

The plane had slowed down and was becoming more difficult to handle.

a split-second decisionで「一瞬の判断」です。

これも意味はわかるものの、自分が実際に使えるようにしたい表現です。

Robert found that he was perspiring. “Yes. I—I understand.”

“Good. I gather you've talked to one of the witnesses?”

“I've found two of them.”

“Their names?”

“Hans Beckerman—he was the driver of the tour bus. He lives in Kappel …”

perspireでは「汗をかく」という意味です。

sweatperspiration(発汗)はどう違うねんと思って調べたところ、perspireの方が医学的な表現で、緊張してかくような汗に用いられることが多いようでした。

“Danke.” She had a Swiss accent.

“I had a fight with my boyfriend, and he dropped me here in the middle of nowhere.”

“Tsk, tsk. That's terrible.”

“Would you mind giving me a lift into Zurich?”

give me a liftでは「車に乗せて」という表現で、give me a rideと同じ意味です。

私がアメリカにいた時の「車に乗る?」「乗せてくれ」は間違いなくこのフレーズで頻繁に使っていました。

 

まとめ

SF好きの人には『The Doomsday Conspiracy』は特におすすめできる作品かと思います。

私のようにシドニー・シェルダン作品の語り口や展開が好きな人もそこは相変わらずで勿論楽しめるので、是非読んでみてください。

ちなみに、私がシドニーシェルダン作品全制覇の挑戦を開始してから気づいたら一年が経っていました。

本書で9作品目(全18作品中)で、ようやく半分まで来ました。

このペースで行くとコンプリートまでにあともう一年かかる予定ですが、引き続き楽しみながら地道にコツコツ継続していきたいと思います。